【ハリーポッター】足跡は静かに消える (ページ18)

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今学期の初授業は運が無いことに魔法史だ

魔法史自体に面白さはあり、

勉強するのも構わないのだが...

担当教授であるカスバード・ビンズの話は

とてもつまらない

学ぶことが好きなレイブンクロー生でも

居眠りをしてしまう人が現れるほどに

レイブンクロー生が居眠りをしてしまうのなら、

他の寮生に居眠り生徒が居ても悪くない

これは先生に問題があるとしか言いようがない

ｱｸﾞﾈｽ「本当に運が無いわよねぇ

初っ端に魔法史だなんて、

「はい、寝てください」

と言われてる様にしか思えない!」

魔法史の教科書を眺める私の横で

アグネスがこれでもかと言うほど愚痴を漏らしていた

ｱｸﾞﾈｽ「あなたは何で授業に起きていられるのよ...」

私はその言葉を聞いて

教科書をパタリと閉じ彼女の方を向いた

『別に先生の話は聞いてないもの』

私はそう言うと目の前の扉のドアノブを捻り

中へとスタスタ歩いていく

アグネスは私が魔法史の授業に

不真面目だったことを聞かされて

数秒間だけ時間が止まった様に動かなかったが

ハッとし「どういうことよ！」と私に責め寄るのだった

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