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捻った足首など疾っくの昔に痛みを感じ無くなっていた。
小柄な者や、体力の有り余っている男子高校生とは違い、普段から運動が苦手なAは追いかけっこをする3人を追うことさえ嫌気がさしていた。
なんとか隣にいるユウが3人の行方を視線で追いかけ、スピードを合わせてくれている。そのおかげで3人に追いついくことができた。
大食堂の中で何やら言い合いをしているように見えるが、まずは荒れに荒れまくった息を整えたくて、深く息を吸う。
ﾕｳ「グリムがシャンデリアに登っちゃってる」
大丈夫かなぁと呑気に心配しているユウは、細身なだけで運動ができない訳では無いようだ。あんなに走ったというのに、Aと比べればさすが男子高校生と言ったものか。男女の差は歳の差よりも大きかった。
『ユウくんも……しっかり男の子なんだね』
目線を上げ、そう小言を言っていれば突然デュースがマジカルペンをエースに向けだした。おいおいおい、とこの先に起こることも忘れて焦りを見せるA。
ﾕｳ「なんか僕、嫌な予感がする」
ヒヤッとした冷たい汗が背中を伝う。
そう言った矢先の出来事だった。デュースのマジカルペンが光出した途端、エースの体が重力を無視して浮いたのだ。
浮かすな！と魔法をかけたデュースに向かって叫んでいるが、至って真面目にやっている彼はやめる気などない。
ｴｰｽ「俺のこと投げる気かよ！？やめろマジで！」
ﾃﾞｭｰｽ「しっかり捕まえろよ」
あたふたと操られている体を動かすも、浮いた体は地面から遠のくだけ。
いくぞ！と言うデュースの掛け声に沿って、エースは汚い悲鳴を上げながらシャンデリアに向かって行った。
直後に聞こえたのはグリムの悲鳴と、硝子が割れる音。
ﾕｳ「シャ、シャンデリアがーーー！！！」
呆気に取られて開いた口が塞がらない。
目の前で起きたことが夢であってくれと望んだものは1人では無いはずだ。
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白凪(プロフ) - 桜彩さん» コメントありがとうございます！！現在更新を一旦お休みしていますが、続きの執筆はしておりますのでもう暫くお待ちください！頑張ります！ (2020年9月25日 17時) (
レス) id: 1e53dde95c (このIDを非表示/違反報告)
桜彩 - 続きが楽しみです！頑張ってください！ (2020年9月24日 23時) (レス) id: 193d98d6bf (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ありがとうございまーす！！この先も夢主ちゃんには沢山の選択しなければならない場面が出てくるかと………！続編も頑張っていきます！ (2020年8月27日 13時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - 続編おめでとぉぉぉぉ！！！！！エースくんが出てきて逃げる選択肢取るのはこれから先どうなってくのか楽しみで仕方ない！！！ (2020年8月27日 13時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白凪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時：2020年8月27日 3時
