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その日の夜、布団に寝転がってSNSで推しのタグをひたすら漁っていた。
『はぁ、トリップなんて出来ないことは分かってる。
そんな夢を抱いたって無駄なだけ...。
素敵な夢小説を読んで入り込めればいい.........リア恋はもう二度としたくない』
昼の話を思い出せば、同時に推しにリア恋をした時のことも思い出した。
現実を受け止めた瞬間、辛くなったのは覚えている。
これがリア恋なのだと気づいたのは、それから何年もあとの事だった。このことは私にとって少しトラウマでもあったりする。
〔私はその辺にある木でも椅子でもカーテンでもいいや。〕
友人の言葉が頭に流れてきた。
大好きな推しが目の前にいても関わらず、見守っていたいと言う友人の意見を理解しようと眠たい脳を少し回転させた。
『.........面倒くさい話には関わりたくない、ね。
確かにそれは一理あるかもしれない。人がよく怪我する話だとかは特に関わりを持ちたくはない、痛いのは嫌だもん』
友人の考え方とはまた少し違うのかもしれないが、自分にとって被害のありそうな話であるならば極力レギュラー人とは関わりを持ちたくないかもしれない。
『それに大好きな推しがいたとしても話しかけることがまず自分のレベルじゃムリか！』
自分にはモブの位置がお似合いだな、と思った。
無難に平凡に生きていた方が何かと平和に暮らせそうだし、長く生きれそう。
『妄想はそれくらいにして今日はもうおやすみしよーっと』
明日は祝日でお昼まで寝ていられる素敵な日だ。
夢の中で推しとランデブーできますようにと祈り、部屋の電気を消して布団に入った。
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まさか、その素敵な日が来ないなんて私は疑うはずがなかった。
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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます！！結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです！！亀更新ですが頑張ります！！(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (
レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです！！！更新頑張ってくださいー推しって誰ですか？ (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます！！ (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白凪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時：2020年8月4日 21時
