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ユウ「……一体なにをやらされるんですか?」





ユウくんも私も、なにをさせられるのかと学園長に警戒心を抱いていた。





クロウリー「そんなに身構えなくても、学園整備などの雑用をこなしてもらうだけです。お二人は見たところ掃除の腕はなかなかのようですし、ひとまず2人と1匹の1組で【雑用係】はいかがです?」





いかがです?って答えの選択肢はYes or Yesでしょうに。



最初からNoなんて選択させるつもりは毛頭ないのに、聞いてくるのはずるい。





『私は掃除下手ですよ〜。やる気と根気のカードが手札にあれば話は別ですけどね』



ユウ「誰しもそのふたつが無いと出来ないって」





ユウくんは苦笑い。



確かにその2枚の手札が無いのに掃除なんてできたら、それは余程の綺麗好きだろう。





クロウリー「雑用係になれば特別に学内に滞在することを許可してさしあげます」



『それってつまり承諾しなきゃ宿の保証さえなくなるじゃん。』





一体さっきまでの話は何だったのさ、と言えばこの寮は一応学外の範囲になるらしい。





クロウリー「元の世界に帰るための情報集めや学習のために図書館の利用も許可しましょう。私、優しいので」



『はいはいはーい!』





元気よくシャキッと手を挙げキラキラとした目で学園長を見つめる。



はい、Aさん。と、ノリにのってくれた学園長に私はすかさず小型爆弾を投下した。






『私、生物学上の性別は女の子になるんですけど〜そこら辺の配慮ってしてくれますか〜?』





クロウリー「へ!?あ、あなたっ、女の子だったんですか!?」





本当に分かっていらっしゃらなかったのか、と思い被っていたフードを脱げば学園長はさらに目を丸くした。





『ね、女の子に見えるでしょ?』





声でわからなくて、フォルムでもわからないって結構傷つくんだけどなぁ。



そして何より女性に対して失礼なことだよ。
相手がまだ私だったから良かったものの。





グリム「分かってなかったのか?ぷぷ、オレ様でもコイツが女だって分かったんだゾ」



ユウ「が、学園長〜?」



ユウくんが学園長の前で手を振っている。
だが、学園長は上の空という感じだった。




どうやら私は小型爆弾ではなく、大型爆弾を落としてしまったようです。




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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます!!結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです!!亀更新ですが頑張ります!!(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです!!!更新頑張ってくださいー推しって誰ですか? (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます!! (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白凪 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/  
作成日時:2020年8月4日 21時

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