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学園長の言葉通りグリムは学園外へと放り出されてしまった。
最後に言った【大魔法士になってやる】という大きな夢をあの小さな体の中に思い描いているグリムに、私は何となく感動してしまった。
夢を語るのは自由、夢を想像するのも自由。
夢は何だって自由に思い描いて良いものだけど、それを持つのも叶えるのもとても難しいものだと、今それを目の前で見せつけられた気がした。
ﾕｳ「なんかちょっとかわいそう」
監督生がぼそっと呟いた言葉に共感する。
ｸﾛｳﾘｰ「少々想定外のトラブルはありましたが入学式はこれにて閉会です」
ｳﾞｨﾙ「ちょっと待って、この子の寮分けは終わってないわ」
ヴィルに背中を押され学園長の前に出された。
ぱちくりと何度も瞬きを繰り返した末に学園長は目をかっぴらく。
ｸﾛｳﾘｰ「あ、あー！いやその、貴方の存在を忘れていたわけでは無いのですよ！決してそんなことはありません！」
では、早く鏡の前へ。そう言って私の背中を押して闇の鏡の前に立たせた。
闇の鏡「汝の名を告げよ」
『え、、あ.........』
ちょっと待ってくれ、心の準備がまだなんです！こんな大勢の前でやるには準備が必要だと思うんですが、そう思うのは私だけですか！？
ｸﾛｳﾘｰ「さあ、早く」
急かさないでよ！
『えっと...............A、です』
長い沈黙が訪れた。その間に心を落ち着かせた私は、目の前の鏡を見つめてこの後のことを考える。
闇の鏡の答えはもう既に分かっている。監督生と同じで魔力のない私はどの寮にも相応しくない。だとしたらきっとまた学園長が驚くだろうと予測もつけられるな。
小さな声で名乗ったが、周りに女だとバレた感じは見受けられない。ただ、レオナや最初に助けを求めた獣人にはバレてるはず......まぁどうせ後々女だって暴露つもりではあるから心配することも無い。
今は気楽にやって、流れに身を委ねよう！
闇の鏡「A.........汝の魂の形は.........分からぬ」
会場がざわめいたが驚くことも無いし、予想通り過ぎて飽きてきちゃった。
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白凪(プロフ) - さやたんさん» イラストの方から飛んできてくださりありがとうございます！！結構な自己投影(美化)作品となっているため、面白みが感じられないかと思いましたがそう言ってもらえてとても嬉しいです！！亀更新ですが頑張ります！！(ちなみに推しはレオナなのです.....!) (2020年8月7日 7時) (
レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
さやたん - 白凪様の絵を見てたら。こちらの小説があると知って飛んでまいりました。凄い面白いです！！！更新頑張ってくださいー推しって誰ですか？ (2020年8月6日 23時) (レス) id: 3595494de5 (このIDを非表示/違反報告)
白凪(プロフ) - 「 」さん» ゆっくりだけど書いていきます！！ (2020年8月4日 22時) (レス) id: 03f781a71d (このIDを非表示/違反報告)
「 」(プロフ) - つ、続きが……気になりすぎる…… (2020年8月4日 22時) (レス) id: e81c17c75a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白凪 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/hsn145sfam1/
作成日時：2020年8月4日 21時
