名探偵の弟は特一級異能力者らしい

名探偵の弟は裏があるらしい ページ5

綾辻said

辻村君を(半ば強制)出て行かせてAを見る

「どうだ？新しい見張りは」

そう聞くと

先刻まで黒かった髪は美しい銀色に変わり目は赤に変わる

ああ、変わったは可笑しいな、元のこいつの姿に戻っただけか

『……あれが新しい見張り？』

「ああ、どうだ？お前の好みか」

『好みも何にも、彼奴あんなので綾辻先生の見張り！？彼奴只の馬鹿だろ！』

「本当にお前は裏表が激しいな。皆に見せる顔は好青年、俺の様に事実を知ってる奴には毒舌……」

此奴は俺の弟子と言ってもいい

此奴が直談判して異能の事も全て晒したので弟子にした

まあ、最初は新しい玩具程度にしか思っていなかったがな

その為俺の事「ゆっちゃん」と巫山戯た呼び名をしているが通常は「綾辻先生」とか言っている

『いや、まあああいう女の子も可愛いけどさ……馬鹿は言い過ぎか？世間知らずというか単純というか……』

「それを一言で褒める言葉があるぞ」

『ああ、天然』

「その通りだ」

そう言いながらAは溜息をついてから机の上に置いてある手紙を読み始める

『わあ……今回も難しいねぇ』

「なんだ、仕事か」

『うん、今回の依頼者は男性。女性にやられたって』

「なんだ、ならお前の得意分野だな」

『えー……幾ら美人でも性格がアレだったら嫌』

「実行は何時だ」

『そりゃあ……明日の_______』

と、扉が開いた

「ふっふっふ！これくらい私に掛かればお茶の子さいさいですよ！」

『……みっちゃんさっすが〜でも誰が弁償する？』

「あ……」

『じゃあゆっちゃんで』

「なら、辻村君だな」

「そんな〜」

相変わらず……適応しているな

辻村君が入ってくる瞬間異能で姿を変えたA

元の姿の方が人形みたいに綺麗だから好きなのだがな

まあ……辻村君が精々上手くできるかだな

俺よりも厄介な奴だからな、Aは

名探偵に依頼が来たらしい→←名探偵の弟は凄い異能持ちらしい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す