SURVIVAL (ページ15)

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武器のあった場所には、小さな瓶が無造作に転がされていた。

“一人ひとつ、どれかを選べ"

黄、青、赤、紫、オレンジ、緑、茶、黒、紺

中身が色とりどりの瓶には、黄から順に、1、2、3、とそれぞれ番号の書かれたラベルが貼ってある。

“その中には、一つだけ仲間外れがある。それを選んだ者はここで失格となる"

見ただけでは、何の法則があるのかさっぱりわからない。

ひかがそっと瓶を持ち上げて観察しながら、「数字と色……」と呟いた。

きっと、それが何かのヒントになるのだろう。

「マスター、選んだあとは何が起こるんだ？」

宏太がマイクに向かって話しかける。

“選んだら蓋を開けて、液体を腕にかけろ"

ゲームマスターは淡々とそう告げる。
選んだ後に待つ恐怖に、足が竦んで動かなかった。