叶恋 (ページ9)

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カランカラン

先頭を切って可愛いミルクティー色のドアを開けると

店｢いらっしゃいませ～｣

｢今朝はどうも｣

というと

思い出したかのように

ああって、イケメンさん

ネームプレートには

"菊池"

｢4人で｣

というと可愛い淡い水色のソファがあるテーブルに通された

顕｢A知り合いなの？｣

｢んーん、今日の朝外の看板見てたら話しかけられて｣

謙｢へー、にしてもいかにも女子が好きそうなカフェだな｣

岸｢俺こういうとこ来るの初めてかも｣

｢可愛いでしょー。｣

とか話していたら注文したものが来て

私は大好きなミルクティー

気になる彼は

同じくミルクティー

顕｢Aもミルクティーか｣

なんてニコって

当たり前じゃん、

だってミルクティーは私達2人だけの秘密の飲み物でしょ？

小学生の時にどうしても大人になりたかった私は

無理にでもアイスティーを飲んでいた

決して美味しかったわけではなくて、ただアイスティーを飲んでる自分が好きだった

そんな時目の前にいた顕嵐がアイスティーを頼んでいて

運ばれてきたアイスティーにミルクとシロップを入れたら

急に色が濁ってきて薄い茶色になった時

感動して飲ませてもらったら美味しくて

これがミルクティーっていうんだよって

教えられてから私はミルクティーが大好きなんだ

顕嵐もミルクティーが大好きだからいつも2人で飲んでる

そんな些細なことでも好きだと思ってしまう