総悟が大好きな彼女は真選組の紅一点 ５ 【沖田総悟】

２０８話　過去　〜救い〜 ページ11

近藤さんの道場から、総悟くんと一緒に帰っていた。


総悟：「今日も、楽しかったな〜！ あいつは、気に食わねぇけど！」

A：「総悟くんは、土方のお兄ちゃんが嫌いなの？」

総悟：「気に食わねぇ・・・。」

A：「そっか・・・(笑)」


総悟くんと、そんな話をしていたら・・・・・


幼女：「Aがいる〜！」

幼女：「ほんとだ！ なに、友達？」

幼女：「あの男の子も、どうせ離れて行くでしょ〜？(笑)」

幼女：「不愛想だし、会話してても楽しくないし！(笑)」


あの２人・・・・・

前まで、一緒に遊んでた子だ・・・。


総悟：「何だよ、あいつら！」

A：「総悟くん、大丈夫だから・・・。行こう？」


総悟くんの袴の袖を引っ張って、あの子たちから去ろうとすれば・・・・・


総悟：「お前ら、何だよ！ Aの悪口、言ってんじゃねぇよ！」


幼女：「なっ・・・！」


総悟：「Aは、ちょっと恥ずかしがり屋なだけだろ？ 人見知りが激しい人なんか、いっぱい居るじゃん！ お前らが、寄り添わなかっただけだろ？ 俺は、Aと話してて楽しいし、絶対に離れて行かねぇからな！」


幼女：「・・・・・・・。」

幼女：「・・・・・・・。」


総悟：「行こうぜ、A！」

A：「う、うん！」


総悟くんは、優しい。

優しすぎるよ・・・。


A：「総悟くん、ありがとう・・・(泣)」

総悟：「泣くなよ〜？」

A：「ありがとぉぉぉぉぉ・・・(泣)」

総悟：「・・・・・(笑)」

２０９話　過去　〜救い〜→←２０７話　過去　〜日常〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す