恋柱の継子は一途な恋をする ４ 【我妻善逸】

招待と後悔　１ ページ6

炭治郎：「おーい！ 善逸、A〜！」

伊之助：「来てやったぞ！」



居間でくつろいでいると、炭治郎と伊之助の声が聞こえた。

完成したばかりの屋敷を二人にも見てもらいたく、招待したのだ。

Aちゃんと一緒に、玄関へと向かう。

戸を開けると・・・



宇髄：「よっ！ 新婚夫婦」

善逸：「げっ・・・！」



何で、宇髄さんが居んの？

アンタ、呼んでないんですけどっ？！



A：「いらっしゃい！ お茶、用意するね！ 宇髄さんも、どうぞ！」

宇髄：「おう、ありがとな！ 邪魔するぜ」

伊之助：「猪突猛進ー！ 猪突猛進ー！」

炭治郎：「お邪魔します」



本当、Aちゃんは優しいだから・・・。

宇髄さんに茶化されまくるのが、目に見える・・・。

はぁ・・・、嫌だ嫌だ！

最悪だーーー！！！



善逸：「炭治郎。何で、宇髄さんが居るわけ？」

炭治郎：「さっき、そこの道で会ったんだ。善逸とAの家に行くって言ったら、少し考え込んだ後に、俺も行く、って。」

善逸：「絶対に、何か企んでる・・・。」



炭治郎と居間に向かえば、Aちゃんが人数分のお茶を出していた。

あれ？

伊之助と宇髄さん、何処に行った？



善逸：「Aちゃん。伊之助と宇髄さんは？」

A：「伊之助くんは、走り回ってるよ？ ほら、あそこ」



伊之助：「うおー、広ぇーーー！！！ すげぇ、すげぇー！ でけぇな、この家！」



炭治郎：「こらっ、伊之助！ 人様の家を走り回ったら、駄目だろ？」

善逸：「炭治郎・・・。お前だけだよ、常識人は。心の友よ・・・。」



炭治郎の優しさに、涙が出て来る・・・。

はっ、そういえば！

肝心な宇髄さんは、何処だっ？！

何処に行った？！

早く見つけないと、何しでかすか分かんないぞ、あの人は！



A：「炭治郎くん、お茶飲んでくつろいでね？」

炭治郎：「あぁ、ありがとう！」



Aちゃんと炭治郎は、居間でくつろいでいる。

伊之助は走り回ってはいるものの、たまに姿を見せるから確認できる。



善逸：「俺、宇髄さん探してくるよ。二人は、ゆっくりしてて」



Aちゃんと炭治郎にそう伝え、宇髄さんの音を頼りに屋敷内を歩き回る。

本当、どこ行ったんだか・・・。



宇髄：「ほー、なるほどな」



善逸：「あっ、居た！」



やっと見つけた！

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