恋柱の継子は一途な恋をする ４ 【我妻善逸】

遺伝子　２ ページ42

善逸：「俺たちの髪が元々黒髪なら、子供も黒髪になるはずだわ」

A：「私たちってやっぱり、運命の相手だったのね！」

善逸：「ん゛ん゛ん・・・、確かに！ Aちゃん、可愛いこと言うな〜！ うへへへっ、可愛い〜」



三年近くAちゃんと一緒に居るけど、初めて知った。

まさかAちゃんの髪が、元々は黒髪だったとは・・・。

まぁ、俺も言ってなかったけどね。

そのうち、雷空と恋花の髪の色も変わったりして・・・。

雷だけには、打たれないでくれよ？

特に、雷空・・・。

名前の文字に、『雷』って付いてますからねアナタ・・・。



A：「ねぇ、善逸くん」

善逸：「ん？」



未だに俺の肩に、頭を預けているAちゃんに、名前を呼ばれて返事をする。



A：「雷空と恋花の子育てをしながら、私たちも今まで通り愛を育もうね〜」

善逸：「じゃあ今から、もう一人つくっちゃう？」



俺がそう言えば、Aちゃんの顔が真っ赤になった。



A：「そっ、そういう意味で、言ったんじゃないから・・・！」

善逸：「冗談だよ〜！ でも子育てが落ち着いたさ、いいよね？ 俺、もう一人くらいほしいな〜」

A：「善逸くんの、望みなら・・・。私、頑張るわ！」

善逸：「俺も頑張っちゃうよ〜！ うへへへっ」



Aちゃんの肩を抱き寄せれば、自然と目が合う。

微笑み合えば、どちらからともなく口付けを交わした・・・。



雷空：「うわぁぁぁん」

恋花：「うっ、うぇ・・・、うわぁぁぁん」



善逸：「っ・・・！」

A：「っ・・・！」



雷空と恋花が泣き出し、慌ててAちゃんと唇を離した。

ごっ、ごめんよ〜！

父さんと母さん、イチャつき過ぎちゃったかな〜？

うへへへっ



A：「よしよし、大丈夫だよ〜！」

恋花：「うっ・・・、うぅ・・・」

善逸：「雷空ーーー！！！ 泣き止んでくれーーー！！！」

雷空：「うわぁぁぁん」

A：「善逸くんが泣いて、どうするのよ・・・。雷空が、もっと泣いちゃったじゃない・・・！」

善逸：「ごっ、ごめん・・・。」

A：「一緒に子育て、頑張ろうね！」

善逸：「Aちゃぁぁぁん」



Aちゃんと共に、子育て一年目、頑張ります！

我妻家は、今日も平和だ

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