42話 鞘をたずねて三千里 ページ43
その頃・・・・・
近藤と土方は、攘夷浪士の死体を見ていた。
土方:「人斬り千兵衛。奴の仕業だ。」
近藤:「かつては、幕府の役人を振るい上がらせていた凶剣が、今じゃ仲間を血に染めるため振るわれているとは。」
土方:「ダニ同士で潰し合ってくれるのは結構だが、気になるのはこいつさ。人間技とは思えねぇが、一体なんの意味があるのか・・・。妙な噂を聞いた。千兵衛の野郎、組織を離反する前、どこからか真っ黒な薄気味悪りぃ刀を手に入れてたとか。」
近藤:「刀?」
土方:「そいつを手に入れてからは、人が変わったように刀に執着し、時には刀に向かって話しかけたり、寄行が目立ち始めたらしい。」
近藤:「つまり、野郎の目的が人斬りではなく、こっちの方だとでも?」
近藤は、刀を見てそう言った。
近藤:「考え過ぎじゃねぇのか?」
土方:「だと良いんだが。俺も刀には、色々と苦労させられたことがあるんでな。」
近藤:「そういや最近、総悟の奴も刀に話しかけてたな。もしかしたらあいつも、急に辻斬りとか始めちゃったりして・・・。なーんてな! だっはははははっ!!!!!!」
総悟:「あー、土方さん。すいませんけど、こいつバラすのに部屋借りますから。」
A:「旦那、頑張ってくださいね〜!」
銀時:「・・・・・・・。」
土方:「え、何? 今の、何?」
近藤:「バラすって、何? 今、一瞬見えたの何っ?!」
近藤と土方は、急いで2人の後を追いかけた。
近藤:「総悟、Aちゃん! ちょっと、待てぇぇぇぇぇ!!!!!」
土方:「俺の部屋で、何やって・・・・・」
銀時:「あああああぁぁぁぁぁ!!!!!(汗)」
総悟は、銀時のケツに突き刺さった刀を、思いっきり抜いた。
銀時のケツからは、血が大量に飛び散る。
A:「おぉ! 抜けた、抜けた!」
近藤:「・・・・・・・。」
土方:「・・・・・・・。」
近藤と土方は、見てはいけないものを見てしまった。
そして、襖をそっと閉めたのであった・・・。
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mi-na(プロフ) - トマト☆さん» トマトさん、コメントありがとうございます! 番外編、書かせて頂きます! 楽しい作品になるよう頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年12月27日 12時) (レス) id: b01aeea1e8 (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - ☆アクアマリン☆さん» アクアマリンさん、コメントありがとうございます! 本編も読み返して下さってるんですか?! 嬉しいです、ありがとうございます! 番外編も、ぜひよろしくお願いします! (2017年12月27日 12時) (レス) id: b01aeea1e8 (このIDを非表示/違反報告)
トマト☆(プロフ) - 番外編ありがとうございまァァァァァァァァァす!!!! (2017年12月27日 12時) (レス) id: 6052c3afb1 (このIDを非表示/違反報告)
☆アクアマリン☆ - こんにちは!ついに番外編が・・・・読めてとっても嬉しいです!!本編も大好きで今も結構読み返しています!これからも更新頑張ってください!! (2017年12月27日 12時) (レス) id: 984a50642b (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - ユキノさん» コメント、ありがとうございます! 一時は終わってしまいましたが、またこうやって、番外編を出させて頂くことになりました! 更新、頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年12月27日 9時) (レス) id: b01aeea1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi-na | 作成日時:2017年12月26日 16時