35話 10−1= ページ36
近藤:「今じゃ、かぶき町1番の花魁よ。手も握らせないで、あそこまで稼ぐ芸妓は居ないって、吉原の日輪さんも褒めてたんだから。」
A:「明日にでも僕も、総子ちゃんにいじめられに行こうかな? ふっ、ふふふふ・・・」
近藤:「Aちゃん。いつから、ドMになったの?」
九兵衛:「皆・・・、元気にやってるんだな。僕のせいで、こんな事になってしまって・・・。心配してたんだ。」
近藤:「なに言ってんのよ。十兵衛だって、被害者じゃない。」
A:「そうですよ! 悪いのは、デコボッコ教の奴等です!」
近藤:「それに・・・。、今回のこと結構、良い機会だったんじゃないかって、私は思ってるのよ。逆転した性別から、自分を見つめ直して、私の知らない私? 新たな可能性? そういう自分が、発見できたから。」
A:「私も・・・、こんな身体だけど。それでも総悟くんは、変わらず私を愛してくれてるので、幸せです! あっ、女に戻っちゃった・・・(汗)」
近藤:「私も、幸せよ。ストーカーでも恋人でもなく、こうして友人としてお妙の隣にいられることに、幸せを感じてる自分・・・・・、とかね」
お妙:「ゴリ子・・・。もう、恥ずかしいこと言わないでよ〜!」
バシッ・・・!!!
A:「・・・、あっ。」
近藤:「結局、サンドバッグにされるのは変わらないのね・・・。」
いつもと変わらないお妙さんの馬鹿力で、近藤さんは吹っ飛ばされた。
でも・・・、若干は手加減してるみたい。
近藤さん、そんな遠くに飛ばされなかったから・・・(笑)
近藤:「とにかく。私たちは女になろうと、男になろうと、関係ない。好き勝手に、生きていくだけなんだから。」
A:「その通りです!」
近藤さんは、九兵衛さんとお妙さんに、2枚の映画チケットを渡した。
近藤:「だから貴方たちも、私たちのことは気にせず、好き勝手やりなさい。仕方ないでしょ? 私がこうなってしまった以上、お妙が幸せに出来るのは、貴方しか残っていないんだから。でも、これだけは言っておくわよ。お妙を・・・、私の友達を泣かせたりしたら、逮捕しちゃうんだから。Aちゃん、行きましょう。」
A:「はい! 九兵衛さん、お妙さん。では、また!」
こうして私は、近藤さんとレストランを出た。
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mi-na(プロフ) - トマト☆さん» トマトさん、コメントありがとうございます! 番外編、書かせて頂きます! 楽しい作品になるよう頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年12月27日 12時) (レス) id: b01aeea1e8 (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - ☆アクアマリン☆さん» アクアマリンさん、コメントありがとうございます! 本編も読み返して下さってるんですか?! 嬉しいです、ありがとうございます! 番外編も、ぜひよろしくお願いします! (2017年12月27日 12時) (レス) id: b01aeea1e8 (このIDを非表示/違反報告)
トマト☆(プロフ) - 番外編ありがとうございまァァァァァァァァァす!!!! (2017年12月27日 12時) (レス) id: 6052c3afb1 (このIDを非表示/違反報告)
☆アクアマリン☆ - こんにちは!ついに番外編が・・・・読めてとっても嬉しいです!!本編も大好きで今も結構読み返しています!これからも更新頑張ってください!! (2017年12月27日 12時) (レス) id: 984a50642b (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - ユキノさん» コメント、ありがとうございます! 一時は終わってしまいましたが、またこうやって、番外編を出させて頂くことになりました! 更新、頑張りますので、よろしくお願いします! (2017年12月27日 9時) (レス) id: b01aeea1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mi-na | 作成日時:2017年12月26日 16時