２９４話 沖田side ページ47
総悟：「あの・・・、おじさん。」
おじさん：「ん、何だ？」
俺が言葉に詰まっていると、Aの右手が、俺の左手に触れる。
そして・・・・・
A：「お父さん、あのね？ 私、妊娠してるの。」
そう言ったAは、自分のお腹に左手を添えた。
おじさんの顔は、目を見開いて、驚いている。
そりゃ、そうだよな。
結婚する前に、妊娠させちまうんだから・・・。
おじさん：「A・・・。それは、誰との子供だぁぁぁぁぁ！！！！！(泣)」
そう叫んだおじさん。
誰って、俺しかいなくねェ？
A：「総悟くん以外、誰がいるの？(笑)」
おじさん：「そ、そうだよな！」
俺は、おじさんの目を真っ直ぐ見て、告げる。
総悟：「順番、逆になっちまって、すみません。でも、俺・・・。Aも腹の子も、幸せにします！ 最後まで、守り抜きます！」
おじさん：「その言葉・・・、信じて良いんだよな？」
総悟：「はい」
おじさん：「早く孫の顔が、見たいものだな・・・(笑)」
A：「ふふっ・・・(笑)」
総悟：「・・・・・・・(笑)」
おじさんはAに似て、優しい笑顔を俺たちに見せた。
反対なんてされず、快く承諾してくれたんだ・・・。
俺は、幸せ者だ。
おじさん：「式は、いつするんだ？ ちゃんと、お父さんも呼んでくれよっ？！ あ、孫が産まれたら、すぐに江戸に行くからな！ 連絡、忘れずにな！ なんたって、初孫なんだからな〜！ あぁ、そうだ！ これ、少しの金だが。これで、子供用品でも揃えなさい！ それから・・・・・」
A：「お父さん、ちょっと落ち着いて・・・(笑)」
家の中を行ったり来たりと、騒がしいおじさん。
それだけ、喜んでくれてるってことだよな。
おじさん：「２人とも、幸せになるんだぞ！ あっ、３人だったな？(笑)」
総悟 A：「はい！」
おじさんに報告し終わり、次に向かったのは・・・・・
おばさんの墓と、俺の父上、母上、姉上の墓。
Aと手を合わせ、目を閉じる。
俺もAも腹の子も、幸せになるので、空から温かく見守っててください・・・。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 315人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
mi-na(プロフ) - マシュマロさん» ついに、結婚と妊娠しちゃいましたね！(笑) 感動して下さって、嬉しいです！ ボードに来て下されば、お話ししましょう！ 返信は、遅くなる可能性はありますが・・・。これからも、よろしくお願いしますね！ (2017年9月30日 22時) (
レス) id: efcfcb1ed7 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ(プロフ) - つ、ついに妊娠＆結婚…！ ｱ,ｱﾚ?ﾙｲｾﾝｶﾞ･･･((/_;) これからもがんばってください！ あ、あと、もしよければ、ボードでお話ししませんか？ (2017年9月30日 22時) (携帯から) (レス) id: 75e94d972b (このIDを非表示/違反報告)
mi-na(プロフ) - 神憐さん» コメント、ありがとうございます！ 面白いなどと言って下さいるだけで、嬉しい限りです！ 続きを作成中ですので、楽しみに待っていて下さい！ これからも、よろしくお願いします！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 07b1e5e67f (このIDを非表示/違反報告)
神憐 - これからも、楽しみに待ってます！！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 54e5c58569 (このIDを非表示/違反報告)
神憐 - 面白い！幸せです！ (2017年9月25日 23時) (レス) id: 54e5c58569 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：mi-na
| 作成日時：2017年9月18日 11時
