組織の一員～光を求めて～【安室透】 (ページ14)

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１２話ページ14

涙が溢れ出てくるが、必死に止める。
まだ、話すことがいっぱいあるから・・・。

A：「お父さんは、私の目の前でジンに撃たれて亡くなりました。あの日、私と一緒にその光景を見ていた人がいます。ベルモットお姉さんと、バーボンに、キールです。３人は、ずっと私が泣き止むまで側にいてくれました。」

コナン：(安室さんと、本堂さん・・・！)

A：「そして、お母さんはお父さんの後を追うように・・・、お母さんも亡くなりました。私に遺書を託して。遺書には、本当はお母さんも組織の人間だった事。私を組織に連れていってしまった後悔と謝罪の言葉。それと、最後まで生き延びてほしい。だから、私は生きる。でも、もうこんな所に居たくない。辛い、怖い。私を、救ってください・・・！」

コナン：「Aさんが、敵じゃないことは分かった。辛い思いをしていることも。」

A：「私、知ってるんですよ？バーボンとキールが潜入捜査官だってこと。」

コナン：「そうなのか！・・・、俺も知っている。」

A：「さすが、工藤新一さんです。バーボン・・・、いいえ、零さんが言ってくれました。必ず助ける、救い出してみせるさ！って。私、その言葉を信じてます」

私の事をすべて話した。
小さな身体になってしまった、工藤新一さんに。

私に明るい光は、これで少しは近づいたのかな・・・？