スキ の二文字が言えなくて《 yt × ym 》

２ 。 ページ37

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山「 皆しつこいな〜笑 裕翔くんの好きな人なんてとびっきりの美人でしょきっと。それより俺、眠いんだけど。」







... こっれだから涼介は ！！
ばっかじゃないの。全部涼介と裕翔の為なのに。






隣の裕翔見たらあからさまにずーんってしてるし、けーとはけーとであたふたしてる。



... もう、ほんっとに。





お人好しかもしれないし、僕の選択は間違ってるかもしれない。


僕は、僕自身の気持ちよりも、親友の裕翔の気持ちを優先させた。





だって、涼介の隣には僕じゃなくて、裕翔が居るはずなんだもん。

涼介の表情を見てればわかる。本人は糞鈍感だから自分の気持ちに気付いてないだけで、裕翔といる時の涼介はほんとに楽しそうな顔をしてる。他の人といる時のとは比べ物にならないくらい。

裕翔も裕翔で涼介と仲悪かった時期もあったけど、ここ最近は涼介にべったりでずううっと仲良くしてて、裕翔のカメラロールには涼介フォルダがある程誰にもバレてないとでも思った？僕には分からないことなんてないんだから。


まあ、僕にも伊野ちゃんフォルダあるんだけどね。


今回のセブン会は、そんなふたりの状況を進展させるために開いたのになんでこいつってやつは。




まるで助けを求めるようにこっちを見てくる裕翔に助け舟。






知「 ねえ誰なのゆうと。その人の特徴は？性格は？答えなさい 」





もちろん知らない体で、ね。






中「 えっと、髪型は基本的に茶髪が多いかな。金にしたり黒にしたりもあるけど、全部似合ってる。笑うと誰よりも可愛くて、横顔が綺麗で、演技に関してはストイックで ... 」




岡「 Stop ！！！ ゆうと ！ 」




中「 へ 、あ ... 」





やっちゃった、って顔。

ふふ、でも安心してよ裕翔。ほぼ答えを言ったのにも関わらず、涼介分かってないから。






山「 ええ〜 、誰だよ全然わかんねえ。.. 何その顔、みんな分かってんの ？ 」







これにはもうため息しか出ない。


この人はかなりの重症です。





でもね、こうなる事も想定済みだから。

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