Episode : 032 ページ32
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康二、佐久間との秘密の勉強会の合間に、俺は舘さんたちとの勉強会にも顔を出していた。まぁ佐久間も、阿部やラウールと勉強することもあったから。
今日はファミレス集合で、ドリンクバー頼んで4人で勉強中。
nb「もうぜんっぜんわかんない!クソが!」
fk「はい、ちゃんと集中するー」
dt「ふふ、なんか珍しいよね。ふっかが先生なんて」
iw「俺だったら絶対教わりたくないわ笑」
なんて言いながら、ギャーギャー言い合うしょうたとふっかの分のコップも持って、舘さんと飲み物を取りに行く。ちょっとイタズラでふっかの飲み物に何混ぜようかなー、と思っていると、最近聞き慣れてきた声が耳に届く。
sk「あ!そういうことか!なるほどー!」
ab「うんうん。合ってるよ、ちゃんと理解してえらいね」
iw「......」
dt「......照?」
嬉しそうな声を上げる佐久間の頭を、当たり前のように撫でる阿部。やっぱり、俺なんかまだまだの距離だ...と思っていて、舘さんに呼ばれたのに気が付かなかった。
dt「......あぁ。阿部と佐久間も、ここで勉強してたんだね」
iw「えっ?!あ、あー、そうだな」
dt「しょうたとふっかには、内緒にしとこうね」
iw「......へ?」
舘さんからの思わぬ発言に間抜けな声が出てしまったが、舘さんは何事もなかったように「戻ろっか」と言って行ってしまったので、その理由は聞けなかったけど。
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作者名:翠恋 | 作成日時:2021年10月24日 0時