Episode : 024 ページ24
・
コンビニで適当に買って寮に帰り、康二の部屋でまたお喋りしながらゲームして解散した。
自室に戻ろうとしてドアを開けようとしたところで、感じた違和感があって足を止めた。......あれ。隣って、空き部屋じゃなかったっけ...。
そう思って引き返した俺は隣に掛けられたネームプレートを見て、驚いた。
iw「......マジかよ」
空いてる部屋ならどこでもあっただろうに、よりによって、隣に掛けられたネームプレートには" Sakuma "と書かれていた。1日康二の部屋に言ってたから気が付かなかった...と、思っていると、中から物音が聞こえた気がして、慌てて自分の部屋のドアに飛び込む。
少しすると、隣のドアが開いた音がしてそれと共に話し声が聞こえてくる。
mm「やっぱり相談して部屋変えてもらった方がいいよ。俺の部屋の隣空いてるし」
sk「もうめめったらぁ、大丈夫だって」
mm「とにかく、朝とかは迎えに来るまで待っててね?分かった?」
sk「俺は子どもじゃねーよ、もう...今日はありがとう、またな」
なんか、恋人同士のようなやりとりだな...。
いや、もしかして、本当に恋人同士だったりして、なんて嫌な予感が頭の中に出てきて、俺はかき消すようにベッドにダイブした。
・
632人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:翠恋 | 作成日時:2021年10月24日 0時