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同級生 × 黄緑色 ページ6
同じクラスの薮 宏太くんは、成績優秀、スポーツ万能、スタイル抜群な優等生
ただ、ちょっと抜けてるけど(笑)
「あっ、薮くん、おはよ！」
「Aちゃん！おはよう！」
ふにゃ、と笑った顔が、心臓をどくん、と跳ねさせる
「薮くん、昨日の数学の課題なんだけど…」
「え！なにそれ？そんなのあったっけ？」
「…あ、忘れてたの？」
「…うん(笑)」
そう言いながら靴箱を開けた彼の足元に落ちる、複数の手紙
「…すごいね、今時ラブレターって」
「…はは、困るんだよね〜、俺、好きな子いるって断ってんのに…」
「えっ?!誰?!」
薮くんの"好きな子"発言に、思わず食いついてしまった…
ほら、驚いた顔してるよ…
なのに、みるみるうちに顔を真っ赤にさせてく彼
周りに人がいないのを確認してから、腕をぐい、と引っ張られて、耳元で囁く
「お･ま･え」
ーーーーーえっ?!
声にならない驚きで固まっていると「照れてる〜♡」と、悪戯っぽく笑う
「もう！からかわないで！」
「あははっ！ごめんね？でも、」
"この気持ちは、本物なんだけどな"
そう言って見つめる彼に
心もすでに、奪われてしまっているようです
End...
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作者名：時雨
| 作成日時：2015年8月6日 22時
