同級生 × 桃色 ページ2
「Aー!一緒にかーえろ!」
下駄箱で声をかけてきたこの愛くるしい笑顔の持ち主は、知念 侑李くん
去年、同じクラスになってから仲良くなった彼とは、帰り道の方向が同じ
だから登下校は彼と一緒のことが多いんだけど…
「ごめん!今日バイトなんだー」
「あれ?バイト、してたっけ?」
「最近始めたんだよね…だから、ごめんね?」
「むぅ…じゃあ、バイト先まで送るよ」
「え、いーよ!反対方向だし」
「Aになんかあったら、嫌だもん」
「あはは!何それー!彼氏みたいじゃん、それ笑」
…こんなイケメンな彼氏だったら、最高だけどね
そんなこと思っていたら
「…彼氏なら、いいの?」
いつになく真剣な眼差しの知念くん
「…うん、まぁ、彼氏だったら、甘えちゃうけど…?」
「ふーん…そっか、」
そう言って引き寄せられた体は、知念くんの腕の中におさめられた
「…俺と、付き合ってよ」
いつもの可愛さはどこへやら
ちょっと強気で男らしい彼
耳元でそんなこと囁かれたら
…ドキドキが、止まらなくなる
(End...)
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作者名:時雨 | 作成日時:2015年8月6日 22時