【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ48)

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地獄～男主視点～ページ48

「うーん…」
「こっち！」

またか…
もうかれこれ何回服着直した？
どれだけ着ても脱げ脱げ…と

『まだぁ？』
もう同じような服を何回も着させられて疲れた

「だってぇー！」
「どれも似合うんだもん…」
天月君はこういう時こだわりがあるから時間がかかる
ナノもそれは同じなようで

「半ズボンにしようか長ズボンにしようか…」
そんなことで悩むなよ…

「んー…じゃあーこれ！」
と言って渡されたのは赤いカーディガン
これさっきも着なかったっけ？

「おお！似合う！さすがナノの弟！」
いや、関係なくね？

「んーでもこれから暑くなるし…」

そう
さっきから脱いで着ての繰り返し
その為汗だく

「そっかー」
もう助けてくれ
しゃむくんでもいいから…

「よし！んじゃこれ！」
次はなんだね天月君

「これに半袖のシャツね！」
何そのカノみたいな上着…
めっちゃ気に入った！

『それがいい！』
そう言って上着をとる

「んじゃ上はそれで決まりね！」
縦線が入っているYシャツに黒の上着(半袖)と完璧夏スタイル

「んじゃズボンはこれ！」
膝くらいまでの黒いズボン…
ま、こう言うやつ普段から来てるからね

「んで靴はぁ…」
「コンバース！」
「だね！」

よし！やっと終わった！

上着のチャックをしめてフードを被る

「んじゃ柚子ちゃんのとこ行こうか？」
柚子も今頃96先輩に色々されているんだろうなと思いつつ足を進める

「柚子ちゃーん？着替えられたー？」
こちらはこちらで…

「あ、ねえ！ナノさん！天月君！スカートとズボンどっちがいい！？」
「ズボンってあれでしょー？短いやつ」
「そう！」
店長の趣味から考えてそれにニーハイというやつでも合わせるのだろう

「ってか空君かっこよくなった！」
あーどうもどうも

「96ちゃーんどっちでもいいって！」
「いや、重大なこと！」

大体天月君の好みと店長の好みは正反対と言っていいほどだ

天月君はロングスカートのほうが好きだが店長は短いほうが好きらしい

「もうこっちでいいよ！」
数分後に柚子が着替え終わったがその頃は汗だくだった…