【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ47)

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勘弁して～女主視点～ページ47

「そうと決まれば…」
『く、96先輩！？』
目が…目が怖いです！
今光りました！
ギラッと光りましたよね！？

すると両側から腕をガシッと掴まれた

―――まてまてまてこれはなんなんだこれは！！

「店長離したらダメだよ！」
「もちろん！」

『ちょ、待ってください2人とも…ぁぁぁあああ』

そのまま何処かへ連行された←

なんか後ろから「ごしゅーしょーさまー」とか超棒読みの声が聞こえてイラッとしたけど
それもすぐに忘れてしまった

この力がバカ強い2人に捕まってはもう逃げられない
そう思って私は逆らう事を諦めた

―――だけど、

『96先輩…まだ、ですか…？』
「まだまだだよ！！」
『うそだー……』

あれからかれこれ数十分
ずーっと、ずーーーーーっと服を着たり脱いだりの繰り返し
私はいいと思っても、96先輩はなかなかお気に召さないようで…

もう疲れた…体がだるいです

店長先輩は「ブルマ♪ブルマ♪」と何処かへ行ってしまったし

『誰かー…助けてー…』
更衣室で座り込んでボソッと言ってみる

もちろん返ってくる言葉はない

そして足音が近づいてきたので96先輩だと思い立ち上がる

「柚子ー？大丈夫？」
でも聞こえてきたのは96先輩の声より低かった
私は食いつくようにカーテンから顔を出す

『歌詞君！？どうしてここに？』
「あ、うん…その前になにか着ろ//」
『…あ…うわああああああっ//』
そ、そうだった私今更衣室の中にいて…うわあああああああああ

とりあえずもと着ていたものを着て更衣室から出る

『ご、ごめんね…///』
「い、いや//」

「あれぇーどうしたの2人とも赤くなっちゃってぇ☆」
「げっ」
歌詞君が思いっきりうわ…という顔をする
うん、私もそう思った
ここでアンさんは…

「あぁーっ柚子ちゃんまだ終わってないよ！！」
突然96先輩の声が響く
その声は私をふたたび地の底と追いやる←

『勘弁してくださーい…』
「だーめ！徹底的にやるの！」
「柚子…がんばれ…」

どうやらまた更衣室という名の地獄へと戻らなければならないようだ