【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ39)

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熱い～女主視点～ページ39

『――…ふぅ』
温かい
というか少し熱い

あまり熱いのは苦手だ
いつもは３７度に設定してるからなぁ…
ここは…？
と、見てみると…

『４１度…うそだー…』
少しお湯に浸かってただけなのにもう頭がボーっとしてきた

もうあがろう
そう思って体に力を入れる

『～～～っぅあ』
…これだ
立ち上がった瞬間クラッとしてグワングワン頭が痛む感覚
これが嫌で熱いお湯には入らなくなった

すると、

「こんなんでいいー？」
という空君の声とともにガチャッと音がする

え―――ちょちょちょ

「『だめだめだめ！！』」
叫びますよね、はい
あれ、でも今誰かとハモった？
一生懸命でよく聞こえなかった

少ししたらまたガチャッと音がして―――

「柚子ちゃーん服もって来たよー」
『96先輩！』
96先輩が入ってきた
同じ女子だから恥ずかしさとかはない…てわけでもないが

「おー…柚子ちゃんいい体してますなー！」
『へ！？そ、それをいうなら96先輩だってっ//
　というかそんな大きな声で言わないでくださいよ！！』

「いやいや、柚子ちゃんは程よく胸があｔｔ((『わああああっもう出てってくださいっ//』
ちぇー…」

大声でなにを言い出すんだあの人は…！！
さすが店長先輩といつも一緒なだけある…とは違うのか？
ああ…聞こえてないかな…

聞こえてない…よね

もし聞こえてたら96先輩シバく！

『…あ、服丁度いい』

―――空君悲しみそう

最初に思ったことがこれ
知られたら本当に悲しまれるだろうな

そんなことを考えつつ皆の元へと戻る

『えっと…服ありがとう…』
そう言えば案の定空君は悲しそうな顔をした

『空君！？ほ、ほらっ丈は長いし！だ、大丈夫だよ！』
「柚子…」
な、なに言ってんだ私は
これじゃ逆効果なんじゃ…？

『――…96先輩？どうしたんですそんなところで？店長先輩も』
ふと奥を見れば96先輩が物陰に隠れるようにうずくまっていた
その隣でなにやらコソコソする店長先輩

店長先輩の顔は見えないが、96先輩はバツが悪そうな顔をして
「いやー…その…あ、はは」

―――え…なんですかその顔は