【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ34)

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もういいや～男主視点～ページ34

むぅ…柚子まで教えてくんない…

「もうこんな時間だ！」
「よしまふくん！食堂行こう食堂！」
「え…あ、はい」

『ねーナノー』
どうせナノも教えてくれないんだろうけど

「ん、んー？」
怪しいよ
明らかに

「柚子ちゃん元気出そ？ね！」
しゃむくんが必死に元気づけているが効果なし

「まふくん！なんか言ってあげなって！」
「どうせ私は重いですよ…」

重い？

「「「「「「柚子ちゃん！」」」」」」

しまったというように口を抑える
重い？おもい…重い…オモイ…
うーわかんない！

「ん？ああ！大丈夫だったよ？」
まふまふさんが思いついたように言葉を投げかける
なにこれ俺だけ放置プレー

『もういいもん』
それが気に食わなくて俺はスタスタと食堂に向かった

「あーあ拗ねちゃった」
「でもそういう空も」
「可愛いんだよね」

――――……
なんだよみんなして
そんなに俺に聞かれたらまずい話？
うー…

机の上に頭を乗せ考え込む
重い？何が？いや、そりゃ重いものはいっぱいあるけど…

だめだ！俺の頭じゃ全然思いつかない

「空ーごめんって」
今更謝ったって許してやんない
プイとそっぽを向く
だけどこの行動は生徒会では嫌いな人が多くて…

「空」
そらる先輩の声が低くなった

「こっち見て」
ナノにも無理やり目を合わされる

「柚子ちゃん…言っていい？」
「だめだめだめ！」
おお、即答

「まぁ、あれだ女の子ならだれでも気にするやつ」
んー？
体重？いや、でもろん先輩とひと里先輩は気にしてないなぁ…

「一生わかんないよそれｗｗｗｗ」
本当にわかんない…

うーん…

「っ////」
「あれー？まふくん、空の考え込む姿みて顔なっちゃいましたか～？」
ニヤニヤしながら言う店長

「ち、ちがっ///」
必死に抵抗するまふまふさん

あーなんかもう…

『どうでもいいや』
その言葉を聞いて柚子はホッとしていた―…