【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ31)

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同じこと～女主視点～ページ31

『えっと…じゃあ、』

―――――…

まってまってまってまってまって
え、自分から言っててなんだけど全然考えてなかった
空君の照れ顔が可愛くて考えれなｋ((ゲフンゲフン

沈黙が…！
沈黙が重い…！

後なんか離れたところから圧力が…仁王立ちして早く言えとばかりに圧力かけてくる悪魔が…！！

で、でも自分が言い出したことだし
空君も恥ずかしながら言ってくれたし！

『―…私は、すぐ逃げる弱虫で…なんにもできない無力な人間だけど…その…
誰にも傷ついてほしくないし…それは生徒会の皆さんでも、ろ、ろん先輩でもで！…えっと』

『と、とにかく！お、女の私に言われるのは嫌かもだけど…空君を守りたいから…だから

……ぁぁぁああああっもうっとにかく空君も溜め込んだりしないでくださいっ』

なにこれすごい恥ずかしい！
ていうか結局なにが言いたいのか自分でもわからなかったよ…

――――――…

だ、誰かなにか言ってくださいよ！
なんで誰も話さないの？ねえ…

『―――ぁぁあっ///なんですか皆して黙って！
　そんなに変な事言いましたか私っ///』

「…いや、変なことは言ってないけど」
『なんなんですか//』

すると突然歌詞くんが吹き出して

「っハハ…２人とも、同じようなこと言ってるから…くっ」
え、歌詞くん！？

あ、でも言われてみれば…

「同じようなこと…」
『言ったね…』
空君と顔を見合わせて―――お互いに笑う

なんだ、同じこと思ってたんだ

――――――と、一安心ついたのも束の間

「２人とも顔が真っ赤ー！可愛いわねぇ☆」
アンさんに言われて更に顔に熱が集まるのを感じる
それは空君も同じようで…

ふたたび皆から茶化されだす空君
そこに私の名前が入ってたなんて知らないぞ。決して聞いてないぞ。

『あっ忘れてた！ま、まふまふさん！』
ふいにポンと頭に浮かんだこと

「ん、なに？」
『あの、屋上から運んでくれたのまふまふさんですよね』
「ああ…」
『ありがとうございました！』
「いや…もう体は大丈夫なの？」
『そりゃあもうバッチリで……』

「え、どうしたの？」
私が急に固まったから不思議そうに聞かれる

こんなところで聞かれるなんて想定外だ

『そ、そらる様そんなに睨まないでください』
「睨んでないよ？」
『…そ、ですか』

やっぱりばれてたか…