【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ30)

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照れ顔～男主視点～ページ30

とは言ったものの…
何から言ったらいいんだ？
いきなりあんなこと言っちゃったからな…

『俺は…』
言葉が出てこないがまっすぐ柚子を見る

『俺は弱いし、馬鹿だし、ヘタレだから柚子のことちゃんと守れないかもしれないけど
でも！俺なりに頑張って…えっと…』

なんでここで言葉が途切れるんだ
こういう自分が情けない

『頑張って守る…から…柚子も…

―溜め込まないでください』

言ってから恥ずかしさがこみ上げてきた
何を言ってるんだ自分は

『っ///ナノ～！』
「うんうん、頑張ったね～」

赤い顔を隠すようにナノに抱きつく

「あらぁ…空ちゃん顔真っ赤よ☆」
うるさい
アンさんのくせに//

「ははは(≧∇≦)空君可愛い！」
店長に言われても嬉しくない…

というか俺は何を言ってたんだ？
馬鹿か？
馬鹿か…

「だってよ柚子ちゃん」
らむ先輩！
なんで柚子に話振るんすか！

『あ、えっと…わ、忘れて！////』
柚子を見ると余計に恥ずかしさがこみあげてくる
もう…ヤダ//

「耳まで赤いとはねぇ」
うるさい
お前の耳はいつも黒だ
96猫のくせに…//

「忘れなくていいよ～」
「そうそう」
パシャ

おい最後のシャッター音はなんだ

「いや～可愛いね」
……

「スズム…」
そらる先輩の呆れた声が聞こえる

「まふくんも見てみなよ！めっちゃ可愛いから」
やめろ見せるんじゃない
俺はそんな趣味ない

だいたいまふまふさんだって男の照れ顔見ても…

「っ///……」
赤くなってんじゃない！

「さすがだねぇ」
「ナノの弟なだけあるわ」
「義理だけどね」

あーうるさい！うるさい！

「そろそろ柚子ちゃんに話させたいんだけど」
天月君！ナイス！

「そうだった！ごめんね～」
心のこもってない謝罪だな

「天月にも見せてやれよそれ」
おいそらる先輩
いまさりげなくスズム先輩に囁いた言葉聞こえてるからな
絶対見せないかんな！

「えっと…じゃあ、」
そう言って柚子は喋り始めた―…