【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ27)

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二度と～女主視点～ページ27

『り、ゆ…う』
「そう理由」
『……。』
「……。」

助けてください誰か助けてすださい
絶対皆さん見て見ぬふりしてますよね
そうですよね！
そうなんですよね！

「なによそ見してんの？」
『ぃぇっ…』
そらるさん…いやそらる様が腕組んでニコニコしてる
なんでイケメンなのにそんな顔するのかな

とか考えたのがばれたのか

「…柚子ちゃん？逝く？」
『い、嫌です嫌です嫌ですごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい』

久しぶりに素が出た気がする

なにこれめっちゃ怖い
なんなのこの人
もう人じゃないよね
悪魔だよねそらる様って
そのうち[そらる]っていう悪魔の名前が知れ渡ｒ―――

ガシッ

『―――…』
意識が遠のいていきそうだった
マジで時間止まりました今

『そ、そらるさん…』
「なに？」
『頭が痛いでｓ「なに？」いえ』

そらる様に頭をガッシリと掴まれたままガタガタと震える私

あ、今まふまふさんがこっち見て青くなった
見えなかったけどそれはわかる
青くならない人なんていなi「柚子ちゃん？」

『はい』
もうこの人本当に人間じゃない

「…生徒会、どうするの？」
『入りますむしろ入らせてください』
即答だった
即答しないと私確実に逝ってた

さっきまでとは別の意味で怖い笑顔で皆さんにご報告するそらる様

ほっと息をついたのと同時にもう二度と逆らうものかと固く、固く誓う

―――すると突然響いたここにいるはずのない声

「これどういうこと！？」

『…ろん先輩』
どうしようこれどうしよう
今の聞かれてた！？

「柚子ちゃん…」
『先輩…これは…』
私が言い終わる前にろん先輩に腕を引っ張られる

そしてそのまま生徒会室の外に…

―――出なかった

もう片方の腕を誰かに掴まれていた