【コラボ】学園という名の…②【歌い手】 (ページ20)

今日:20 hit、昨日:6 hit、合計:9,562 hit

嫌な予感～男主視点～ページ20

『っ！？』
嫌な予感がして目が覚めた
部屋にはお湯が沸騰してる音しかしなかった

『あれ…俺』
あのあとナノの腕で泣いて…
ん！？泣いた！？
うわぁ///
やっちゃったよ
高校生になっても泣くとか///

ここは生徒会室か

見たところ誰も居なそうだ
机の上に置き手紙が置いてあった

＜空へ
ナノから事情は聞いた

色々あって疲れただろうからゆっくり休んでくれ

俺たちは仕事があるからそばにいられないがしゃむおんと天月がすぐに帰ってこられるだろうから
何かあったら二人のところへ行け

それと今日の戸締り当番はお前だったがアンダーバーにやってもらうことになったからな

～そらる～

プラス！お湯が沸騰したらコップに紅茶の準備したから飲んでね！

～ナノ～＞

見ると本当に紅茶の用意がされていた

というかなんで俺の代わりにアンさんが当番なんだ
もっとしっかりした人…いないな
みんな仕事でいっぱいいっぱいなんだろう

『はぁ…』
それにしてもあの嫌な感じはなんだ？
目が覚めるほど何か嫌な感じがした

まさかと思いアンさんの机の引き出しを引くと
案の定鍵を忘れていった
今頃帰ってくるだろう

『はぁ…』
やってられんと思い鍵を持って廊下に出る
生徒会室の鍵をしめ一番遠い屋上へ向かう

そこから戸締りをしよう

「あれ？空君？」
資料室の前を通ろうとしたとき資料を持って珍しく、珍しくメガネを欠けているしゃむくんがいた
後ろに天月君もいる

「どうしたの？」
資料を置いてメガネをとる

『戸締り当番です』
鍵をわざとらしく見せる

「あれ？アンさん先輩代わりにやってくれるんじゃないっけ？」
そのアンさんが鍵を忘れたんだよ
考えられる？

『ははは…ちょっと』
そう言って急ぎ足で資料室をあとにする

やっとのことでついた屋上
扉が全開になっている
もう立ち入り禁止にしようかな…

とりあえず外を確認する
至って普通
…はずだったのだが奥から人の足が見えた
こわっ！

ながい靴下ってことは女子か

恐る恐る近づいてみるとそれは

『柚子？』
ぐったりして体中に傷がついている柚子だった―…