フィールド19 ページ20
貴方「昔々、小さな村にある女の子が生まれました。
ですが、その子は村人からもその子の親からも忌みの子として扱われてしまいました。
それは何故か…?
その子は、目が他の人とは違う色の目と髪の色をしていたから…。
そしてその忌みの子は、幼い頃から暗く冷たいコンクリート状の部屋で、手足に枷をつけて生活することになりました。
その姿は大罪を犯した罪人のようでした。
その子が生まれて数年後、その村の村長が亡くなりました。
その村長は優しく、村人からも親しまれていました。
村長の死に村人全員が涙を流しました。
その時、1人の村人がこう言いました。
「村長のが死んだのはあのバケモノのせいだ!あの疫病神のせいだ!!」
その言葉に村人は次々と口をそろえ始めました。
そして、村人は誰かが亡くなるたびに忌みの子のせいにし、今まで以上に忌みの子はヒドい仕打ちを受けるようになりました。
例えば…家族が亡くなった時、離婚した時、作物が育たない時、天気が悪い時までもありました。
そんなある日。
忌みの子の前に1人の少女が現れました。
どうやら、その子は遠くの町から来たようです。
「ねえ、貴女の名前教えて?」
その少女は聞きました。
ですが、忌みの子には名前がありませんでした。
すると、
「じゃあ私が考えてもいい?」
忌みの子は嬉しくなりました。
それは誰かが自分のために、なにかをしてくれるのが初めてだったから。
少女は少し唸りながら考えて、忌みの子の名前を提案しました。
忌みの子は首を縦に振りました。
その時の忌みの子の顔は、少し笑っていました。
「あ、私の名前は坂本 優里(ｻｶﾓﾄ ﾕﾘ)!よろしく!」
忌みの子に優里ちゃんは満面の笑みで言いました。
ですが、忌みの子はこの村にある掟を思い出しました。
＿＿＿＿＿「忌みの子に近づいた者は殺される」
ということに…。
忌みの子はそれを優里ちゃんに伝えました。
ですが優里ちゃんは、
「そーなんだ〜。
で〜もっ!私はそんなこと言われても明日も来るよ!
私はあなたの傍にいたいんだもん♪」
すると、忌みの子は自分の目を隠すために伸ばしていた前髪をかきあげました。
「こんな私…気持ち悪いでしょ?怖いでしょ?醜いでしょ?」
忌みの子のは勇気を出して言いました。
拒絶されるのを覚悟して言いました。
ですが……
○ ● ○ ●
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クレヨン(プロフ) - タナトフィリアさん» コメントありがとうございます!!イタリア語を消したら指定しなくてよくなったのでイタリア語が原因だったのかな…??これからも地道に更新していきますので、よろしくお願い致します^^* (2020年1月2日 18時) (
レス) id: a4b8bb2401 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア(プロフ) - リボーンはNGワードじゃないので、外しても問題ないですよ〜♪めちゃくちゃ面白いです!!!!更新楽しみに待ってます!!!! (2019年12月30日 23時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - 和堂 桜さん» 和堂桜さん!この小説にもコメントと評価をしてくださり、本当にありがとうございます!これからも宜しくお願いします!! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 54c9ec19aa (このIDを非表示/違反報告)
クレヨン(プロフ) - ロールさん» ありがとうございます!!ものすごく嬉しいです!これからも宜しくお願いします!! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 54c9ec19aa (このIDを非表示/違反報告)
和堂 桜(プロフ) - 初めまして！この作品とっても面白くて思わず評価しちゃいました！（一番右端)更新頑張ってください！（お気に入りも・・しちゃいました） (2016年6月11日 10時) (レス) id: 3721faa57b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クレヨン | 作成日時：2016年2月26日 20時
