152話 光と闇 ページ39
僕が戻った時には、もう松林がシュート体制に入ったところだった。
松林「レインボーループ!!!!」
円堂「マジン・ザ・ハンド!!!!」
後半はマジン・ザ・ハンドを使うらしい円堂は、ガッチリと止める。
まあ、そこは別に良い。
だが、不思議だったのはその後の松林の言葉だ。
松林「どうだ、立向居!!しっかりと見たかー？」
松林が言うのは、己のシュートの事ではない。
って事は、マジン・ザ・ハンドだろう。
春香「(ﾊｯ」
まさか…
一回見ただけで、マジン・ザ・ハンドまでも習得しようとしているのか!?
春香「まじか…(ﾎﾞｿｯ」
鬼道「おい、東雲」
勇気を見つめていたら、後ろから鬼道に声をかけられる。
声色と表情的に、疑問って感じだね。
鬼道「お前、さっき何で吹雪の元へ行った？
お前がディフェンスに戻っていれば、シュートも打たれず、こっちの攻撃に移れた可能性が高かった。
なのに何故…」
少し責めてくる様な瞳と言い方に、ついつい視線を鋭くしてしまう。
ヤバいヤバい、昔の癖が…
春香「…ﾊｧ、気づかないんだね、こんなに側にいたのに」
鬼道「何？どう言う意味だ」
春香「光と闇だよ。後は自分で考えな」
少し冷たく言い放ち、自分のポジションに戻る。
少しヒントをあげたけど、ちょっとまだ無理かな…
円堂「行くぞー!!反撃だー!!」
円堂が投げたボールを、塔子が受けとる。
そこからパスを回し、最終的に僕に渡った。
鬼道「東雲!!行け!!」
春香「おう!!天竜の鉤爪!!!!」
僕の打ったボールは真っ直ぐに陽花戸ゴールへ向かう。
その時、松林の声が響いた。
松林「立向居!!思い切り行け!!!」
…やるんだね
勇気「円堂さんの動きは…こうだった…ｯ!!!」
全「!!!」
マジン・ザ・ハンドを!!
勇気は円堂と同じ構えをし、気を溜める。
その姿を見て、驚かないものはいなかった。
勇気「…うぁｯ!!」
だが、やはり身につける事は出来ず。
現れたかと思われた青い魔人は壊れ、ボールがゴールに向かっていく。
そこへ石山がフォローしようとしたが、僕のシュートの前それは敵わず。
ｻﾞﾝｯと音がして、0対1を告げるホイッスルが鳴り響く。
勇気「やっぱり一回見ただけじゃダメか…」
勇気はボールを拾い上げ、しょんぼりと呟く。
いやいや、一回見ただけであれ程って凄いって!!
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杳覇(プロフ) - ルルさん» ルル様！コメントありがとうございます！！ですよね！？立向居君や春奈ちゃんは可愛いですもんね(//∇//) ありがとうございます！更新頑張ります！！ (2020年5月3日 7時) (
レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
ルル - 立向居や春奈を弟・妹にしたいっていうの、めちゃめちゃ分かります！今後も頑張ってください！ (2020年5月3日 3時) (レス) id: cb30074ec5 (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 奏音さん» コメントありがとうございます！体育祭、承知しました！世界編が終わると中3・高校編に入るので、是非そこで書かせて頂きます！ありがとうございます！！ (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 萌華さん» 読んでくださりありがとうございます！！ (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
Vermut(プロフ) - 萌華さん» コメントありがとうございます！チョコレートは、今作にバレンタインデー番外編があった為です。 (2019年9月29日 9時) (レス) id: 37d55cd9aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Vermut | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/0fg38d55121/
作成日時：2018年2月11日 13時
