黒ノ桃 II (ページ9)

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お昼ご飯を食べて、大我と話をしてた。

「昨日ね、気になってジェシーに聞いたんだよね」
「何かごめんね」
「いや、めぐは結構嫌がってるみたいなんだけど、しつこいんだって、だからジェシーも見かねてめぐを助けてるらしいんだけどなかなかね」
「何かいい方法ないかな」
「さっさと告白してきたらばっさりいけるのにね」
「でも、そこまでしつこい人がすんなり引き下がるかな」
「確かに、だったらめぐが大我ラブな姿を見せればいいんじゃない？あ、でもそれだと大我に危害加えてきたらまずいな」
「それいいかも、俺もその人に蓮は俺のって言いたいし、その人を見てみたい」
「いや、リスクあるよ」
「いいよ」
「まぁ、めぐに言ってみなよ」
「うん、そうする」

いい案が浮かんでニコニコの大我、俺は不安しかないんだけど。

「ｺﾞﾎｯ、、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ、」
「大丈夫？」

何時間話しても話が尽きない俺たちはその後も色んな話をしてると、突然大我が咳き込み始めて、発作ではないからとりあえず落ち着かせた。

「ﾊｧｯ、、」
「疲れたでしょ、ちょっと寝なよ」
「ん」

体力を使った大我の目がとろんとしてきて、胸をさすりながら寝るのを見てると俺も眠たくなってきて、一緒に寝ちゃった。

「龍也、起きて」
「ふぁ～、え、ジェシー？」
「もう6時だよ」
「嘘！？」
「帰ってきたらめっちゃ静かで、大我もしめも寝ててびっくりしたよ」

いつの間にか夕方で俺を迎えに来たジェシーに起こされた。
大我も今まで寝てたらしくてめぐに起こされてた。