＿＿＿＿恋の争奪戦＿＿＿＿ (ページ9)

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はーちページ9

『ああああ！ついたぁ！』

棗「朝から疲れたわ～！！」

『あと、10分もある！』

棗「よっしゃ！ゆっくり行こうぜ」

『ん、ゆっくり行こう』

『じゃね、棗』

棗「じゃーな！あ！そういや今日体育やんな！じゃ！また体育の時にな～！」

って言って走って行った

あれ、ゆっくり行くんじゃないんだ

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

『おっはよー』

ま「おはよー」

坂「おっはー！」

せ「おは～、今日来るの遅かったなぁ」

な、なんだこいつ！いつもと5分くらい違うだけなのに！

『う、うん、寝坊したの』

ま「あ、作業？」

『うん、作業してた』

坂「いや～、椿はバカやなぁ！」

ま「うんうん、作業するなら時間を決めて、寝落ちしてもいいように目覚ましかけとかなきゃ」

『うっ、し、知ってるよ、今日は色々忘れてただけだし！』

せ「ふーん、俺知ってんで？椿が毎日のように夜更かしするからくろに起こしに来てもらっとんの」

ニヤニヤしながら言ってくる

普通にウザイ

でもそんなことよりも！

『何でお前がそれを知ってるの！？』

私言ってないよね！え！？もしかして言ってたとか！？嘘！知らないんだけど！

せ「くろから聞いた」

あのやろう！

ま「まったく、自分で起きれるようにならなきゃですよ」

坂「せやで！いつまでも人を頼っちゃあかんで！」

ま「こら、そんなこと言ってるけどさかたんもうらたくんによく起こしに来てもらってるくせに」

坂「ああああ！なんで言っちゃうん！？」

せ「たしか俺も起こしに行ったことあるなぁ」

坂「なぁ！だから！」

『アホだね』

坂「はぁ！？椿に言われたないわ！このバカ！」

『へん！バカもアホもたいして変わらんわ！』

ま「なんだこれは、これほどにレベルの低い争いがあったのか」

せ「はぁ、ほんまに高校生で、それも今年は二年生ってことを疑いますわ」

ま「……あれ？君達高校二年生？」

坂「『高校二年生ですけど！？当たり前じゃん！』」

ま「」

せ「駄目だこりゃ」