そんなヒラが好き (ページ4)

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キヨヒラる【キヨヒラ】ページ4

「キヨヒラればいいの？」

そう首を傾げて聞けば、ひとつ条件があると首を振った

なんだろ

「平和なキヨヒラがいい」

「平和…私とキヨってそんなに不仲なイメージが」
「そうじゃなくて！」

あるの、と言おうとしたときに被せられた

まぁたしかに、不仲というより、表では絡まないだけだ

なぜなら、お互いがお互いに甘いから

甘えてる姿を見せるのが恥ずかしいし、甘やかされてるのも同様に、らしい

羞恥心だね

「シリアスなんだよ、だいたい。いや、いいんだよ。そういうラーヒーのピンチを救うのは俺って考えるとすっごく嬉しい」

幸せそうな笑顔でこちらを見てくるキヨ

いつもの無邪気な笑顔じゃない

微笑みっていうのかな

「でもさ、時には2人でほのぼのしたいじゃん。だからさ、平和に」

少し眉を下げて、心配そうにこちらをみる

続きを言って欲しいみたい

「キヨヒラりたいんだね」

子供をあやすように頭を撫でる

最俺内での1番の身長差

150㎝の私と、180㎝以上のキヨ

約30㎝

キヨは足が長いから座高は低め

しかも、少し猫背だ

だから少しは撫でやすい

「いつもさ、キヨの頭撫でて、キヨに膝枕してもらって、2人でカーペットに寝そべって、そのまま寝落ちする。それでもう平和なキヨヒラなんじゃないかな」

「2人とも自覚を持って1回してみたかったんだよ」

キヨは頭を撫でられるのが好きだ

ほら、今も

目を瞑ってこちらに委ねてる