１４話 ページ15
試合の数日後、貴重なオフを買い物で満喫したシャオロンの元を、幼馴染の女性＿＿七海紬が訪れた。
あの日、キスをされて以降気まずくなった二人の間に、なんとも言えない空気が流れる。
不意に紬が口を開く。
「この前はごめんね、急にあんな事して」
「え、あ、いや……確かに、驚いたけど……」
「シャオロンさ、前に気になってる人がいる、って言ってたよね。
あれさ、陽菜瀬ちゃんのことでしょ」
「は……？なんで、アイツのこと知って、」
「シャオロンといるところ、ちょくちょく見かけてたの。それでこの前、偶然席が隣になって……。
話してすぐに分かったよ。ああ、この子なんだって」
「……おう」
「陽菜瀬ちゃん、可愛いし、それにすっごく優しいからさ……私も、すぐに好きになっちゃった。あ、もちろん友達として、だよ？
だから……あの子のこと、よろしくね？」
「言われんでも、アイツは俺が、世界で一番幸せにしたる」
シャオロンは紬の言葉に頷く。
紬はそれを聞き、思わず溢れそうになった涙をグッと堪えた。
(私は今まで、ずっとシャオロンを独り占めしてきた。だから陽菜瀬ちゃん、もう貴女に譲るね……)
「なぁ、紬」
「なに……？」
「俺はお前の気持ちには応えられへん。やからこんな事言うのは無責任かもしれんけど……でも、紬、俺を好きになってくれて、ありがとう」
「っ、……うんっ」
藍色に染まり始めた夕焼けの下、一人の恋が終わりを迎えた。
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お抹茶みるく - くじさん» 遅くなってしまい申し訳ありません……！教えてくださりありがとうございます！！早速変えてみますね！これからも応援よろしくお願いします！！ (2022年8月17日 12時) (
レス) id: 782dcfdedf (このIDを非表示/違反報告)
くじ - 間違えて2度送信してしまいました……！突然で申し訳ありませんでした！ささやかながら応援してます。 (2022年8月15日 5時) (レス) id: c239e32988 (このIDを非表示/違反報告)
くじ - 評価が低く気になったのですが、恐らく公式タグ？を使用しているからだと思われます。伏字を使用した方が多くの方に見て頂ける機会も増えると思いますし、今はnmmnルールに厳しいらしいので攻撃的なコメントも来てしまうと思われます。是非ご検討ください (2022年8月15日 5時) (レス) @page7 id: c239e32988 (このIDを非表示/違反報告)
くじ - 評価が低く気になったのですが、恐らく公式タグ？を使用しているからだと思われます。伏字を使用した方が多くの方に見て頂ける機会も増えると思いますし、今はnmmnルールに厳しいらしいので攻撃的なコメントも来てしまうと思われます。是非ご検討ください (2022年8月15日 5時) (レス) @page7 id: c239e32988 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：お抹茶みるく | 作成日時：2022年7月4日 21時
