反撃 ページ20
A「あなたたち、プライドとかないの？」
「は？」
A「いじめていた彼がスリザリンの家系の者であると知った瞬間、手のひら返しでもちあげ、自分は味方であるアピール。ずっと彼と一緒にいた私からしたら滑稽で仕方がないわ」
顔を真っ赤にして何かを言いたそうに口を開こうとした瞬間にまくしたてるように反撃に出る
何も言わせてなんかやらない
A「大体、彼が「私の存在が迷惑だから、君たちから言って離してくれないか」とでもお願いしたの？そうでもないのにこうしているのならただのお節介、最悪な場合は迷惑なこと極まりない。
それに万が一彼があなたたちにそう頼んでいるのなら、こう伝えて頂戴。
「迷惑で言いたいことがあるのなら隠れてないで正面から文句を言いに来なさい。」そう伝えて」
そこまで言っていったん区切る
怒りで顔を真っ赤にさせてわなわなと震えた彼らは目をがん開きながら
唾を吐き散らしながら私に怒鳴りつける
「『穢れた血』風情が、僕たちになんて口をきくんだ、指図するな！！！」
「頭が弱いうえに、品もないし、口答えまでするのね。この忌々しい『穢れた血』が！！」
A「…私は常に全科目のレポートの成績はＯ(優)だし、中でも闇の魔術に対する防衛術の授業と変身術の授業ではトムに次ぐ二位の成績を収めているわ
あと、悪口のレパートリーはそれくらいしかないの？貴族たるものボキャブラリーはふやしてしかるべきですわよ？お貴族様がた？？」
それに
A「それに、私は確かに半分はマグルの血が入っているけれど、もう半分は魔法使いの血が入っているわ」
そういえば、あいつらは小ばかにしたように鼻を鳴らしてこちらを見やった
「どうせそこまで名の上がっていない家の生まれなのだろう？教えて見せろよ。」
A「父の名前はエリオット、エリオット・バロン・クロノスよ」
父の名前を口に出すと目を大きく見張った
「なんだって...？クロノスだと？？」
...ん？？どうした？もしかして有名なおうちなの？？
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作者名：林檎 | 作成日時：2022年7月20日 15時
