不思議の国のスーパーヒーロー2【JN】 (ページ4)

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You side

夏休み明け、相変わらずヨヌちゃんはジュンにべったりで

ヨヌちゃんとジュンが付き合ってるなんて噂も流れてた

WN「なあ、A 」

『何？』

WN「俺はお前が心配なんだけど」

『優しいね、ウォヌは』

WN「 …優しくなんかない」

ウォヌの言ってる意味はよく分からない

けど、心配してることは本当だと思うから大丈夫とだけ伝えておいた

…大丈夫なんかじゃないのにね

『ジフナ〜、今日委員会担当の日？』

WZ「そうだけど」

『この本借りたんだけど図書委員いなくて勝手に借りて来ちゃったから書いといて？』

WZ「自分でやれ」

ジフンの圧にはさすがに勝てないので、降参して放課後自分で返しに行くことに

『失礼しま〜す… 』

これで図書委員いなかったらどうするんだ！

なんて心の中でジフンに文句をついていると

JS「あれ、Aちゃん珍しいね」

『あ、ジス先輩… 』

本を読んでるジス先輩がいた

彼は図書委員だから用が早く済むのは間違いないんだけど…

JS「少し話したいんだけどいいかな？」

そうはいかないのが、このジス先輩という人

『なんですか…？』

JS「 Aちゃんの気持ちを確認しておこうと思って」

『はあ…？』

JS「ジュンのこと、好き？」

ジョンハニオッパのことを聞いてくると思ったのに

どうしてそこでジュンが出てくるの？

JS「ジョンハンのこと聞くと思った？」

『はい… 』

JS「 Aちゃんのジョンハンへの気持ちはもう分かってるよ」

『え…？』

JS「ちなみにジョンハンも」

分かってて、あの態度だったってこと…？

JS「ジュニがはっきりさせないから、ジョンハンはAちゃんのそばにいたんだと思うよ」

『それは… 』

JS「 Aちゃんが泣かないように、守りたかったんだろうね」

『 … 』

JS「それくらい、ジョンハンはAちゃんを思ってるけど、Aちゃんはジュニが好きなんでしょ？」

ジュンへの気持ちを聞いてくるジス先輩

この先輩には、全て見透かされてるようで怖い

『好きじゃない、です』

JS「本当に？」

『 …なんなんですか、先輩』

JS「好きなんだね」

ほら、見透かされてる