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平野くんから今日は2人で帰りたいって
言われて由宇と離れて
2人並んで歩く
平野「最近廉とどう？」
「何か、分かんない… 分かんないけど気付くといつもあいつのこと考えてて…」
平野「そっか…」
「なんていうか… いつも偉そうだしムカついてばっかりなのにその奥に優しさを感じてしまうというか…」
平野「ん、分かった。もうええよ。廉が好きなんやね。」
暫く話していると潤んだ瞳で私に
微笑みかけて来る平野くん
その涙の意味はきっと… 失恋
私は永瀬のことが…
平野「廉…」
考えていたら足音が近付いて来て
その名前に大きく反応してしまう
「廉…」
息を切らし現れた永瀬
どうした…
うわ！な、なに？
突然抱き締められそして平野くんに
鋭い視線を向ける
『こいつは俺のや』
「へ？！」
『こいつは俺の女やねん』
そんな永瀬の言葉に静かに頷く平野くん
彼には見えていた答え
私たち… 両想い…
『す、好きとかそんなんちゃう、ちゃうけど…渡した無いねん…』
分かりやすく口ごもりながら発する言葉には
どこか照れがあって
永瀬の心が私に好きと告げた気がして
胸がきゅって締め付けられた
と、同時に平野くんの涙に心が痛んだ
『行くぞ』
無理矢理永瀬に腕を引かれて歩き出す
静かに涙する平野くんをその場に残して
「廉…」
そして部屋で向かい合う永瀬と私
「ね、廉… 廉本当に私のこと？」
『はぁ？なわけないやん』
さっきの道路での出来ごとが嘘のように
冷たく言い放たれる
なんなのこいつ…
「じゃぁさっきのあれは何？」
『別に。取り返したかっただけ。つか帰るわ』
そっけな…
さっきのが本音だったんじゃないの？
意味分かんない
平野くん泣かせておいて
取り返したかっただけ？
その理由は？
何で取り返したかったわけ？
そんな浮かび上がる疑問に
何一つ答えることなく
出て行った永瀬
やっぱあいつムカつく！！
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ゆっぴー - 廉くんのツンデレ感クセになりそう。良かったです。大学 も卒業して2人が結婚までの物語を作ってください。 (2021年12月29日 0時) (
レス) @page31 id: 233a7fa478 (このIDを非表示/違反報告)
紅恋?*。(プロフ) - 平永 優樹さん» ありがとございます (2019年1月22日 2時) (レス) id: c3cd08a1bb (このIDを非表示/違反報告)
平永 優樹 - ヤバみ (2019年1月16日 22時) (レス) id: bfe14f6fc5 (このIDを非表示/違反報告)
紅恋?*。(プロフ) - れんれん大好きさん» 心臓が… (笑) その続きが気になる。読んでくれてありがとうございます。 (2019年1月12日 19時) (レス) id: c3cd08a1bb (このIDを非表示/違反報告)
れんれん大好き - やばかったです。心臓が…とりあえずきゅんきゅんしました。 (2019年1月11日 23時) (レス) id: 5a9046b055 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅恋。 | 作成日時：2018年11月14日 0時
