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4話 ページ6

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ハーフタイムが終わり後半の始まりを告げるホイッスルが鳴り響く





前半の悪い流れを断ち切ることができず鹿島はズルズルと押し込まれていく

プレーが噛み合わないことへの苛立ち

選手たちの空気が悪くなっていくのはここからでも観てとれた









そして鹿島が点を奪うことができないまま残りわずかの試合時間




相手チームに3点目が入った







うなだれる選手

周りではそんな選手にブーイングを飛ばす人がちらほらいる






常勝軍団

勝つことが当たり前のクラブ


負けが許されないのはもちろん引き分けでも納得などしてもらえない






兄が小さい頃教えてくれたことの1つだ









そんな昔のことを今になって思い出していると3人目の交代のお知らせが耳に届いた








あとがない鹿島は今季から9番を背負う兄に残りの時間を託したように見える









もう少しで試合が終わる

3点差など今から追いつけるわけなかった






それでも兄をはじめ鹿島の選手たちは諦めていなかった


最後の最後まで攻め続けた








だがその甲斐虚しく結果は0−3だった









試合終了後に選手たちがサポーターのところへ行き挨拶をする

サポーターからは先ほどとは比べ物にならないくらいのブーイングが飛ぶ









私はこの場にいることに耐えきれずに選手たちがこちらに来る前にスタジアムを後にした

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設定タグ:鹿島アントラーズ , 安部裕葵 , 鈴木優磨   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あや | 作成日時:2019年5月2日 21時

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