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26話 ページ28
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裕葵くんに誘われて燈佳の後押しもあって来てしまった茨城県鹿嶋市
もう来ないって思ったんだけどな
『ほんとに来ちゃった…』
鹿嶋の風景を眺めながらポツンと呟くと隣で寝ていた燈佳が目を覚ました
燈「おはよ。着いた?」
ちょうど目的地を知らせるアナウンスが流れる
『うん、着いた(笑)』
バスを降りて2人でスーツケースをガラガラと引きホテルへと向かった
車で来ようとも思ったけどせっかくなら少しだけ旅行感を味わいたくて高速バスを使って来た
ホテルに荷物を置いてレンタカー借りて(結局)きたのは鹿島アントラーズのクラブハウス
大きくポスターの貼ってある建物を前にして少し呆気に取られる
燈「ここが名門、鹿島のクラブハウスかあ…なんかやっぱり雰囲気あるね。」
燈佳が呟く後ろを歩きながら私は少しだけ、ほんの少し裕葵くんに会えることに胸を踊らせていた
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作者名:あや | 作成日時:2019年5月2日 21時