14話 ページ16
*
優「やっぱりな。」
完全に気を抜いていた
『なんでいんの。てかなんで家知ってんの。』
優「そんなのお袋に聞けばわかるだろ。」
…最悪だ
次の日4限まで講義を受けてアパートに帰るとドアの前に人影が
嫌な予感がしつつも恐る恐る近づくといたのは兄
そして冒頭に戻る
『何しにきたの。帰って。行きたくないから嘘ついたの。そのくらいわかってよ。』
無視して家に入ろうとすると腕を掴まれた
『離して。』
優「無理、行くぞ。」
向こうもわざわざ家まできたのだから引き下がってくれるはずもなく私は引っ張られてエントランスまで逆戻り
『ねえ、離してってば。痛い。』
手を引っ張られて向かった先は高級車
免許持ってないんじゃないの…?
まさか…無免?!
優「バーカ。お前はアホか。無免で運転なんかするわけねぇだろ。」
『え、なんで。』
この見た目ならしてもおかしくなさそうなのになんて
優「全部声に出てんだよ。」
そう言って兄が後部座席を開けると運転席には先客が
『、え…なんで。』
「こんばんは。Aさんとご飯行くって聞いたんでついてきちゃいました。」
そこにいたのはあの日一番輝いていた彼の姿
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作者名:あや | 作成日時:2019年5月2日 21時