君の背中 (ページ14)

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１２話ページ14

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あの日から２週間

私は相変わらずただなんとなく流されるままに毎日を過ごしていた

なんとなく入ったサークルに顔を出し

なんとなくで決めたバイトをし

家には寝に帰る生活

今日も日付が変わるギリギリまでバイトをして家についたのは１時を回る頃だった

疲れた体をなんとか動かしお風呂などをすませた

そして瞼に限界を感じてベッドへとダイブする

眠りにつき今日もどうでもいいただ過ぎていくだけのつまらない１日を終わらせた

＿＿＿＿＿

「A、美佳、うちらやっぱり最高！絶対全国行こうね。」

『もちろん！私だって優里と美佳がいれば怖いものなしだよ！』

「当たり前でしょ！全国行って夢叶えよう。」

『…ごめん。』

「Aのせいじゃない。」

『っ、ごめん。』

＿＿＿＿＿

また今日もこの夢か

あの日から何だかこの夢を見ることが増えたように思う

…頭に浮かぶのはあの日の光景

それからピッチを縦横無尽にかけるあの姿

目覚めは最悪

そしてまた私はつまらない１日を始めるのだった