幸せ ページ5
side A
『わぁ…凄く綺麗……』
蘭ちゃんが買ってくれたシャンパンは綺麗なピンク色をしていて、とても可愛い…
…凄くお高いお酒なんだろうな、きっと(汗
蘭「竜胆とAちゃんはこのグラスで良い?」
竜「おう!」
『竜くんが買ってくれたグラスに蘭ちゃんが買ってくれたお酒…なんか贅沢だなぁ』
竜「これから毎日贅沢出来るけど?」
『や…感覚狂いそうになるから、遠慮しとく…!』
毎日贅沢な生活は憧れるけど、流石に金銭感覚狂うのはヤバい気がする…!
「見とけよ〜」なんて言いながら、蘭ちゃんは私と竜くんのグラスにシャンパンを注いでくれる
シュワシュワと細かい気泡がキラキラと輝いく
まるで夢みたい………
これから大好きな人とこんなに素敵な時間を過ごせるなんて、夢にも思ってなかった
蘭「はい、これAちゃんのね♡」
『わー、ありがとう!!』
竜「じゃあ、準備も出来たし…A、改めてこれからも宜しくな!」
『うん!こちらこそ、迷惑かけるかもしれないけど、これからも宜しくお願いします!!』
蘭「じゃあ〜、カンパーイ!!」
竜「あぁあああ、兄貴?!!」
蘭「え〜、これくらい良くね〜?」
竜「本っっっ当に兄貴ばっか良いとこ取り…!」
こんなに素敵な人と出会えたのが、本当に奇跡みたい…
最初は私のバイト先の常連さんっていう関係だったのに、まさか付き合って、こうして一緒に生活するなんて、想像出来なかった
2人とも見た目はイカつくて怖い感じするけど、根は凄く優しい人たち
竜くんの彼女で良いのかな?釣り合わないかな?って、思う事はあったけど、そんな不安をいつもかき消してくれるのは、他でもない彼氏の竜くんだ
竜「A?!」
『ん?』
竜「おまっ…なんで泣いてんだ…?!どこか痛い?!!」
『え、泣いてる…?』
そっと頬を触ったら、濡れていた
悲しくて泣いてるんじゃない…嬉し涙だ……
蘭「竜胆に何か悪さされたの?」
竜「ばっ…そんな事してねぇし!!」
『なんかね、嬉しくなっちゃったみたい…こんな風に2人と過ごせるなんて思ってなかったし、竜くんの彼女で良かったなって』
蘭「も〜本当にAちゃん良い子!!」
竜「俺もこんな感じになると思ってなかったけど、今すっごく幸せ。これからも幸せにするから、俺と一緒にいてくれる?」
『もちろん!』
こんなに幸せになって良いのかな?なんて思ってけど、きっと神様がそうさせてくれたんだよね!
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名無し - オリジナル作品のフラグ付いてますよ...!汗 (2023年4月21日 14時) (レス) id: bfdb5f37e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:時雨 | 作成日時:2023年3月2日 8時