私、腹黒くんのお姉さんですっ!?【リクエスト大募集中!!】

懐かしい香り ページ4

まふまふside



今日は天ちゃんの家でゲームして遊んでまーす!!


今 天ちゃんはインターホンが鳴って玄関の方に行ってしまったのでゲームは一旦お預け。



天「まふー、ちょっとこれ部屋に置いてくる!!!」


ま「それ何？もらったの？」


天「この間 服貸したから返されたの。」



そう言いながら入って来た天ちゃんからは、
微かに懐かしい甘くて優しい香りがした。



ま「…天ちゃん。それ、誰に貸してたの？」



僕の声は、若干震えてたかもしれない。

だって、その香りは…



天「ルナだよ。」



ゴトッと音を立ててコントローラーが足の上に落ちた。



ま「〜〜〜ッ!!!!??」


天「えぇ、大丈夫？」


ま「A、どうだった？
もっと綺麗になってた？
元気そうだった？
今は何してるの？
ちゃんと誰か頼るようになってた？

何で僕に、会ってくれないの…？」


天「んー、上がってく？って言ったんだけど帰っちゃったんだよね。」


ま「そ、っか……。」


天「でも、なんだかんだ楽しそうだよ。

誰かに頼れない癖は相変わらずだったけどｗ」


ま「昔のままか〜。」



ちょっと嬉しかったけど、
ちょっと残念かな。


人に頼らない癖は直してってずっと言ってたのに。

そんなとこも、かわいくて好きなんだけど。



天「…でも、やっぱりあの事 引きずってる。」


ま「…うん。」



僕達が未熟だったせいでAを庇いきれなかった。


でも、今なら。
今ならちゃんと守ってあげられるから。





戻ってきてほしいな〜。

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