最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ9)

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6、雄英体育祭ページ9

待ちに待った雄英体育祭。

「う、緊張で吐きそう。」

拳藤『ほんと、さすが雄英だよね。観客数がすごい。』

物間『君たち双子とA組の爆豪目当てに来る人が多いみたいだね。』

嫌味ったらしく物間に言われるが、

双子と言っても焦凍目当てなのはあからさまに分かる。

今日は父も会場に来ている。

父にアピールするべく、私も派手な活躍をしなければならない。

拳藤『Aちゃん、気合い十分なのはいい事だけど無理は禁物だよ。』

「…ただの客寄せパンダになるつもりはないよ。」

全員一斉にスタートした障害物競走。

焦凍を追いかけるようにして走り出す。

走るのは得意じゃないので息が苦しくなる。

障害物は全て灰になるまで焼き尽くす。

それでも開いていく焦凍との差。

1位を突っ走る焦凍と、3〜5位を迷走する私。

結局ラストのA組大どんでん返しでギリギリ5位に入った。

「こ、根性勝ちした。」

10位くらいだと思っていたがかなり頑張れたと思う。

後からゴールするB組の子達と合流し、体力回復の為治癒する。

「わ！良かった！物間来た！」

私も治癒して欲しかったので物間が見えて泣き崩れる。

物間『僕、すごく良いように利用されてない？』

頭のキレる物間に痛いところを突かれるが

無視してお互い治癒し合う。

物間『次は何が来るんだろうね。』

拳藤『次の話すんの早いって、息切れが、』

一佳ちゃんの事も治癒し、次の競技が発表されるのを待つ。

次は騎馬戦。

チームを組んで戦うらしい。

私はA組の人と組んで焦凍と爆豪をボコボコにしたかったが

C組の人に誘われてその人と組む事になった。

「あれ！キラキラが止まらない！じゃん！」

青山『青山優雅だよ！』

「私は焦凍と爆豪を倒す気で居るからよろしくね！」

キャッキャしていたが、気付いたら騎馬戦は終わっていた。

「えっと、心操くん。ちゃんと焦凍は倒せたかな？」

心操『Aさんのおかげで二次試験も通過できたよ。』

「そっか！！」

これで最終戦まで持ち込める！と思っていたが

同じ騎馬だった尾白くん・庄田くんは辞退してしまったが

個性使用可なのだから。と私は決勝へコマを進めることにした。