最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ36)

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25、私だけページ36

みんな退院し、雄英セキュリティの外には

出れない生活が始まった。

ヴィラン対策の為、授業は実践ばかり

私はこの時間を全て個性の治癒を伸ばすために使った。

ブラドキング『轟は炎使わないのか？』

「治癒できる生徒は私しか居ないのでその力を伸ばしたいんです。」

物間『意外だな。キミはもっと攻撃的な女だと思ってたよ。』

物間にストレスを感じながらも気にする隙も勿体無いので

デクに届くようにと個性を磨き続ける。

A組と同じ会場で実戦モードに入ってしまっては

必ずと言っていいほど焦凍と爆豪が潰しに掛かってくるので

この時だけは炎を使ってしまう。

緑谷くんはまだ入院している。

完全回復するまでは外に出すのは危険だから。

それに、私だけは知っている。

きっと彼は雄英に戻ってこない。

爆豪『テメェを穫ればB組連中も敵じゃねえぜ！』

焦凍『悪いなA。』

「悪いと言いながら本気で攻撃してくるの辞めなさい！？弟よ！」

危うくなりながらも2人の攻撃を交わし続ける。

炎なんてあの日以来ほぼ使っていないから攻撃が相手に当たった所で

ヴィラン連中とまともに戦ってた2人からしたら

かすり傷にもならないだろう。

「ほら！あれだよ！攻撃は最大の防御なりって言うじゃん？」

爆豪『あ？』

「逆に、防御は最大の攻撃なりっても言うんだよ。」

地に手を付きバラバラになっていたB組全員を治癒する。

B組でA組の人に勝てた人達が続々と私の元に集まり

多数で焦凍・爆豪とやり合った。

「ってぇ。(痛え)」

爆豪『テメェが本気(ガチ)でやるからこっちも本気になったんだろ』

焦凍『そういうのいいから早く治癒してくれ。』

「は？自己治癒しなよ！」

爆豪『テメェは出来ねえくせに他人に言うなや！』

B組の一緒に戦ってくれた子達の事は治癒したが

プライドの問題で焦凍と爆豪の事は治癒しなかった。

リカバリーガールにも

その位の怪我自分達でどうにかしなさい

と言われ、渋々お互いに治療する羽目になった。

爆豪『…滲みたりしねえか？』

「ーーっ！！！もっと優しく！」

爆豪『痛いと思うけど耐えればなんとかなるから。』

アルコールで傷を消毒してくれる爆豪。

失礼だがそんなイメージがないのでギャップに驚く。

「ねえ、焦凍」

焦凍『今大事なところだから話しかけんな』

焦凍はさっさと寮に行きたいからと

適当に絆創膏を貼って帰ってしまった。