最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ14)

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9、ヒーロー殺しステインページ14

もう慣れそうなジーニストとの町内見回り。

すっかり丸くなってしまった爆豪に違和感を覚えつつも

いつものように1日が終えようとしていた。

焦凍Aの能力が必要になるかもしれないから来てくれ。

もう寝ようと思っていた時に

焦凍からメッセージと位置情報が届いた。

最近話題のステインが最後に目撃された町だった。

ジーニストに外出の許可を取ろうとするが

勿論止められる。焦凍からメッセージが届くなんて本当の

非常事態しか有り得ないと言っても信じて貰えない。

泣き寝入りしようとしたら爆豪も起きてきたらしく

私の為に頭を下げてくれた。

私一人で行くのはダメだと、ジーニストも着いてきてくれた。

現場に着くとステインは捕まっていて、

ボロボロのA組が居た。エンデヴァーもいた。

やはり焦凍は父の所で職場体験か。と思いつつも

苦しい気持ちをころしてA組3人の治癒をする。

きっと焦凍、緑谷くん、飯田くんは怒られる。

そう思いながら久しぶりの

学校に登校すると何も言われなかった。

ステインの件も、何も無かった事にされていた。

焦凍に頭を下げられあの夜は無かった事にしてくれと頼まれ、

爆豪も私の為に頭を下げてくれたのに無かった事になっていた。

私が知らないだけで、A組は無いものとされた事は

多々あるのかもしれない。

私はジーニストに正されたままで癖のついてしまった

爆豪の髪を見つめて気を紛らわすことしか出来なかった。