最高傑作の片割れは奇才へと変わった (ページ11)

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7、ヒーロー名を考えようページ11

A組は授業でヒーロー名を考えると聞き、

ブラドキング先生はヒーロー名を

宿題として考えてくるよう私たちに言った。

ブラドキング『A組が1時間ヒーロー名を考えている間、B組は実技授業だ！』

ブラドキング先生考案

全員敵のバトルトライアルを行う事になった。

授業も終わり、帰宅後

焦凍にヒーロー名を何にしたのか聞くことにした。

「ヒーロー名なににしたの？」

焦凍『そっちは授業で考えてないのか？』

「ブラドキング先生がそれは宿題にして実技授業しようってバトルトライアルしてた。」

焦凍『Aかなり狙われそうだな。』

「と思うじゃん？私を狩りに来た人同士で戦っちゃってぐちゃぐちゃだったんだよね。」

焦凍『そうなのか。』

「A組がバトルトライアルやったら焦凍は爆豪くんに狙われそうだね。」

焦凍『…俺は緑谷に仕掛けに行くけどな。』

焦凍から動くという事に驚きを隠せないが

肝心のヒーロー名からかなり話題がズレてしまった。

「焦凍、ヒーロー名なににしたの？」

焦凍『カタカナでショートにした。』

「ええ！ひねろうよー！」

焦凍『ひねる？』

「エンデヴァーに掛けてなにかないかなー。」

父の名前を出すと焦凍は席を外してしまった。

私も父を好きでは無いがそこまで毛嫌いする程でもない。

「ほんと、ヒーロー名どうしようかな。」

ヒーロー名は父に名付けて貰う事にした。

エンデヴァー『ルークワームだ。』

Lukewarm(ルークワーム)意味はぬるい。

炎使いだし、治癒も出来るから温かいがベストだろ。

と父は言っていたが、炎使いとして

ぬるいと言われるのは致命傷である。

父の部屋から出て、プリントにルークワームと書き記す。

焦凍『え？おま、』

焦凍は意味が分かっていたのだろう。

涙を堪え笑ってみせる。

「エンデヴァーが名付けてくれたから。」

私は翌日学校に行くまで部屋から出れなかった。