緑谷家の双子【MHA】 (ページ5)

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そのご。ページ5

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さて、出久ともかっちゃんとも会場は別れてしまったけど、1人になってもやることは同じだ！

『あー…緊張する…』

ふーっと息を吐いて心臓を落ち着かせようとするも全然落ち着かなくて、まるで全身が心臓になったかのように大きな音が響いている気がする。

まわりをキョロキョロ見回して他の人の様子を見てみると、やっぱりみんな少なからず緊張しているようだ。

『かっちゃんなら全くそんな素振り見せないんだろうなぁ』

そう独りごちるといつも堂々とした幼馴染の姿が思い浮かび、何だか少し緊張がほぐれた気がした。

(((ハイ、スタートー！)))

「「「「『…ん？』」」」」

突如入った放送にみんなが頭の上にはてなを浮かべる。

「どうしたあ⁉実戦じゃカウントなんざねえんだよ‼走れ走れぇ‼」
「賽は投げられてんぞ‼?」

「「「「『えええ‼?』」」」」

プレゼントマイクの大きな声を聞き、
一斉にみんなが走り出す。

『…くっ』

だめだ、出遅れた。落ち着け。考えろ。

そうだ、みんなと同じ方向に走ったら駄目だ。
止まるな。走れ。走れ。

…ッ居た！

現れたのは1ポイントの敵だ。

どうすればいい？倒すためには‼行動不能にするためには‼

『1ポイントの敵…1輪のスピードタイプの敵…起動はあるけど左右の動きに弱そう…そして車輪と本体の繋ぎ目は…ッ脆い！』

CRASH!!

横に回り込み、敵の上部のみを個性で引き寄せバランスを崩させてから繋ぎ目を蹴り壊す。

『出来た‼やれる！よし、この調子で…ッ』

次に現れたのは2ポイントの敵だ。

『2ポイントは4足型…1ポイントよりも起動は劣るが安定してる。いや、でも、脚の接続部は1ポイントよりも…

(CRASH!!)

…っ嘘でしょ⁉』

後方の壁を突き破って3ポイント敵が現れる。

『えええ‼?…いや、ピンチこそチャンスだ。きっと出来る。ええい‼Plus Ultraだー‼』

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