緑谷家の双子【MHA】 (ページ6)

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そのろく。ページ6

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まず2ポイント敵の脚を破壊する‼

『よし、想像以上に脆い‼これならいける‼』

4本中右側の2本の脚を破壊してしまえばこの敵はもう行動不能だ。

『問題は3ポイント敵。1、2ポイントのように起動を奪う方法は使えない…なら、こうだ‼』

2ポイント敵の残骸を3ポイント敵に向かって思いっきり弾き飛ばす。

CRASH!!

『やった！この方法ならどんどんいける‼』

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と言ったものの弾く時には全力で叫んだようなエネルギーを消費する。弾く力の乱用など常に叫びながら戦っているようなものだ。

ちなみに引き寄せる力は正確には見えない長い手で引っ張っているイメージだ。
弾く時のような疲労は無いが、自分の腕力程度の力しか出ない。

『ふぅっ…1、2ポイントはバランスを崩してから攻撃…3ポイントは思いっきり弾き飛ばす…‼』

CRASH!!
CRASH!!
CRASH!!

その後も順調にポイントを重ねるがやはり疲労が激しい。

『はぁ…はぁっ…もう、いっちょ‼』

現れた1ポイント敵を最初よりは慣れた動きで破壊する。

その時、前方のビルを崩しながら大きな大きな…強大な敵が現れた。

BOOOOM‼

その一振りでビルを壊し、その一歩で絶望に近づく。まさに圧倒的脅威だ。

周りの人たちもその敵から逃げようと背を向けて走り出す。

『…ッ逃げ…なきゃ‼』

度重なる戦闘と、もう終盤ということもあり私もすっかり疲弊していた。
しかし逃げなければという思いに、力を振り絞って背を向け走り出そうとしたその時

「うわああっ‼」

『⁉』

5メートル程離れた所でビルの崩壊に1人の男子受験生が巻き込まれ、瓦礫の下敷きになった。

嘘でしょ⁉もう、個性は使えな…いや、そんなことを言ってる場合じゃ無い‼助けなきゃ‼

力を振り絞って上に乗った瓦礫を弾き飛ばすと男子受験生の腕を肩に掛けて走る。

しかし力も使い切りフラフラしたままで

『っわあ‼』

脚がもつれてバランスを崩す。

＿＿＿＿転ぶ‼

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ガシッ

誰かが私の腕を掴んだ。

「…大丈夫か?」