No.194 規格外の迷子たち ページ7
*美染 side*
「あのう、俺ら道に迷ってしまって…レセプション会場ってどこに行けば……」
「道に迷ってなんで80階まで来るんだよ……！」
峰田くんのツッコミは、もっともだと思った。
迷子の前科がある私が言うのもなんだけど、さすがに迷いすぎ……。
なんて
どんな"個性"かはわからないが、右手が手袋を破って巨大化したため、攻撃を仕掛けようとしているのは明らかだ。
「見え透いた嘘ついてんじゃねぇぞ！！」
その言葉と同時に振られた
それを見た爆豪くんが飛び出し、緑谷くんが立ち上がるのとほぼ同時に、私は茂みから駆け出そうと前のめりになる。
しかし―――私が駆け出すよりも先に、巨大な氷壁が
轟くんが、瞬時に"個性"を発動したのだ。
「轟!?」
切島くんが気付いて驚くなり、巨大な氷壁が振動に揺れる。
それに気付いた轟くんは、舌打ちをしてからこう言った。
「俺たちで時間を稼ぐ。上に行く道を探せ」
そう言いながらしゃがみ込んだ轟くんは、右手を地面に押しつけて氷柱を作り出し、それを使って私たちを持ち上げた。
A組のみんなが轟くんを心配する中、私はただ上を見上げていた。
そんな私を、寧人は何とも言えない顔で見つめているのだった―――。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
空文 晴霧(プロフ) - まいねーむいずオタッキーちゃん！さん» B組好き切実に増えてほしいですね！！(ちなみにハイキューも好きです(笑)) (2022年11月24日 7時) (
レス) id: 623713d1fa (このIDを非表示/違反報告)
まいねーむいずオタッキーちゃん！ - Ｂ組の皆...惚れてまうやろ！(別アニメ←ハイキュー!!) (2022年11月24日 6時) (レス) @page46 id: 78bf642dad (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：空文 晴霧 | 作成日時：2021年11月12日 23時
